クリスマスに並ぶ、バ..?なんという不愉快なバレンタイン行事が終わり、ようやく一息つけた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
未だに菓子屋のでっち上げ企画にのせられ、
チョコレートあげたりもらったりしてる時代遅れな輩は存在するんでしょうか?
俺なんてここ数十年、というか生まれてから現在まで、そして未来永劫、バレンタなんとかインなんて、全然これっぽっちも関係ないですからね。
俺の人生において、こんな行事1ミリも影響しない。
周りで浮き足立った者どもが何してても、我関せず。我が心さざ波すら立たぬわ。
これぞ漢!めっちゃ男らしいでしょ誰かチョコくださいお願いしますよ泣きますよホントさめざめと。
本日は悪徳商法のお話です。
男なら誰しも通る道だと思うんですが、家にキャッチ目的の電話がかかってくる事ってあるやないですか。
おそらく18ぐらいから20代中盤までぐらいでしょうか。
あれもキャッチって言うのかよくわかんないんですけど、なんか呼び出されて出かけていったら、バカ高い、よくわからん会員権とか宝石とか買わされたりするアレです。
俺の個人情報がどんなけワールドワイドにダダ漏れなのか知らないですけど、俺のとこにもしょっちゅう電話がかかってきましたわ。
やれ、展示会に来いだの、昼飯食わしてやるから話聞きに来いだの。まー昼飯は釣られましたが。
大抵モテない男は、女から電話かかってきた事なんてないですし、相手が自分にフレンドリーに話してくれちゃう相手に嬉しくなり、指定通りノコノコ出かけててって、あとは事務所に連れ込まれ軟禁、脅したりすかしたり、言葉巧みに壷やら指輪やら買わされるってワケ。
その実体、よくよくよく知っております。1度だけ、そういうのにホイホイついて行った事があったんです。
まったくもって人生の汚点。汚点だらけの人生ですが、ひときわ光り輝く汚点。
若かった..そして無垢だった..
俺が18歳だったある日、電話がかかってきたんです。
名前も言わずに「タカラくんおねがいしまーす」みたいな。
どっかで聞き覚えのある声だなぁと思ったら、中学ん時のクラスメートでしてね。
特別仲が良かったわけでもないんですけど、まーその頃の話とかで盛り上がるじゃないですか。
共通のクラスメートのその後とかの話って、100パー盛り上がる話題やないですか。
んで、なんか指輪のアドバイザーみたいな仕事してて、研修で人に説明するノルマがあって、こなさなきゃいけないから、久しぶりに会おうとかいう話になったんです。
もちろん「売る気なんかないから」という言葉をあっさり信じて。
まぁ普通なら、別に仲良くも無かったのに何で会うの?みたいに思うんですけど、そこは若い男。
下心が無かったって言ったらウソになるって言うか確実にウソって言うかむしろ純粋な混じりっけ無しの下心っていうか。
あと、せめて言い訳させていただくと、当時ジュエリーデザインにものすごく興味があったんです。
後に宝飾の学校にも通ったりもしたんです。そのせいです。 絶対ウソ。
そんでまぁ、行ったんですわ。
久しぶりに会って、まー中学生から18歳にもなってりゃ、そりゃ女らしくなってますわ。
多少トキメキもしますわ。テンションも上がりますわ。
すんげー立派な会社で、絨毯とかフカフカなんですよ。
今では一体何人のバカな男どもの金が、ここに流れてるんだって涙を禁じえないんですけど、とにかく目につく範囲はいちいち豪華でした。
んで話を聞いたんです。
まー最初は楽しいですわな。
興味ある分野でしたし。
宝石の鑑定についてという、まぁ素人でも1日本読めば身につくような話だったんで、話半分に聞いていたんですけど、だんだん様子がおかしくなってきてですね。
むしろ本領発揮されてきてですね。
さーここまで聞いてこの宝石がどんなに価値があるかわかったろ、だから買えみたいな話になってきたんです。ローンとかすすめてました。
将来結婚するときに、これを持ってて相手に渡せば、すんげー喜ばれるという事をしつこく繰り返してました。
いやいや、意味が分からない。
相手もいないうちに指輪買って、いざ結婚するまであたためて、それで女が喜ぶか?
「私のために、そんなに前(出会う前)から用意していてくれたの?」って?
ます、相手もいないのに指輪買うってところが、既にキモくねーか?先物じゃあるまいし。
大体、その指輪を、未だ見ぬ女が気に入る保証がどこにあるの?
それに、指輪差し出してプロポーズ?それで女が喜ぶか?
一生物になる指輪なんだから、自分で選びたいと思うんだが。そのへんどうなの女子ー?
って今なら思うんですけど、当時は今と同じぐらい女心なんて分かってませんでしたし、目の前の女が、女代表みたいな顔してそんな事言うもんだから、
へーそうなんだぁぐらいには感動してました。
が、学生の身分でそんな大金無理。
それを伝えたら、そっからがすげーんですよ。まぁあっちにしたら、ここからが勝負やわな。
ものすごく親身になって、金を捻出する方法をものすごく力一杯考えてくれるんです。
消費者金融でも、ここまで親身にならねーんじゃね?と思うぐらい、ご利用は計画的にな計画を練ってくれるんです。
収入がいくらでーこの必要経費はこーすれば100円浮きますよね、それをローンに回して~
ってな感じで。
細かく言うと、いつも買ってる60円の牛乳を1リットルのパックを買って水筒に入れていけば、1日当たり40円浮く!みたいな。
おめーは亭主の小遣い減らすことに命かけてる主婦か。
ああ言えばこう言う、そう言えばああ言う。
借金を勧めないところがまだマシというか知能的というか。
もはやオメーに買わないなんて選択肢は無い、買わなきゃ死ぬぞってな勢いで、紙とかに収支表まで作って下さって、うわーい超親切。 アホか。
なんでそんなギリギリまで切りつめて、宝石買わなあかんねんボケ。
と言うことを遠回しに伝えてみたらですね、いよいよボス登場。
なんかお局みたいな、これまで相手していた小娘どもとはオーラが違う、あきらかにボスキャラが現れた。ラオウが女のカツラかぶったみたいな人だった。
その人がね、バカな俺にコンコンと論してくださるんです。
「今の世の中って、何でもお金で買えてしまうじゃないですか。そう..愛すらも。(一瞬遠い目)そんな世の中で本当に大切な物ってなんだか分かりますか?(疑問系なのに返答待ち時間ナシ)私には分かりますそうそれは思いなんです心からの思いそれは決してお金では買えないものなんです今ここでこの指輪を買うそれはこれから先に出逢うパートナーへの思いを積み重ねてうだうだうだ~」
後半になるにつれ、どんどんヒートアップして早口になっていくボス。ってかラオウ。いつ剛掌波出すかとヒヤヒヤしたわ。
よくわからんが、言ってる事は正しいのかもしれないけど、結果として「で、宝石買え」になるのは、アメリカンジョークの結びが「で、それがウチのワイフだったのさ!HAHAHA!!」になる事ぐらい明らか。
なので全然真面目に聞いてませんでした。
有線で流れてるB’zの「太陽のKomachi Angel」に没頭してました。
まーそれ以降もガンとして買わない意志を貫き、解放されました。
もちろん行きは出迎えがあったけど、帰りは見送りとか無いし。勝手に帰れバカって感じ。
それがかの有名な、株式会社ウエディングですよ。
おそらく18ぐらいから20代中盤までぐらいでしょうか。
あれもキャッチって言うのかよくわかんないんですけど、なんか呼び出されて出かけていったら、バカ高い、よくわからん会員権とか宝石とか買わされたりするアレです。
俺の個人情報がどんなけワールドワイドにダダ漏れなのか知らないですけど、俺のとこにもしょっちゅう電話がかかってきましたわ。
やれ、展示会に来いだの、昼飯食わしてやるから話聞きに来いだの。まー昼飯は釣られましたが。
大抵モテない男は、女から電話かかってきた事なんてないですし、相手が自分にフレンドリーに話してくれちゃう相手に嬉しくなり、指定通りノコノコ出かけててって、あとは事務所に連れ込まれ軟禁、脅したりすかしたり、言葉巧みに壷やら指輪やら買わされるってワケ。
その実体、よくよくよく知っております。1度だけ、そういうのにホイホイついて行った事があったんです。
まったくもって人生の汚点。汚点だらけの人生ですが、ひときわ光り輝く汚点。
若かった..そして無垢だった..
俺が18歳だったある日、電話がかかってきたんです。
名前も言わずに「タカラくんおねがいしまーす」みたいな。
どっかで聞き覚えのある声だなぁと思ったら、中学ん時のクラスメートでしてね。
特別仲が良かったわけでもないんですけど、まーその頃の話とかで盛り上がるじゃないですか。
共通のクラスメートのその後とかの話って、100パー盛り上がる話題やないですか。
んで、なんか指輪のアドバイザーみたいな仕事してて、研修で人に説明するノルマがあって、こなさなきゃいけないから、久しぶりに会おうとかいう話になったんです。
もちろん「売る気なんかないから」という言葉をあっさり信じて。
まぁ普通なら、別に仲良くも無かったのに何で会うの?みたいに思うんですけど、そこは若い男。
下心が無かったって言ったらウソになるって言うか確実にウソって言うかむしろ純粋な混じりっけ無しの下心っていうか。
あと、せめて言い訳させていただくと、当時ジュエリーデザインにものすごく興味があったんです。
後に宝飾の学校にも通ったりもしたんです。そのせいです。 絶対ウソ。
そんでまぁ、行ったんですわ。
久しぶりに会って、まー中学生から18歳にもなってりゃ、そりゃ女らしくなってますわ。
多少トキメキもしますわ。テンションも上がりますわ。
すんげー立派な会社で、絨毯とかフカフカなんですよ。
今では一体何人のバカな男どもの金が、ここに流れてるんだって涙を禁じえないんですけど、とにかく目につく範囲はいちいち豪華でした。
んで話を聞いたんです。
まー最初は楽しいですわな。
興味ある分野でしたし。
宝石の鑑定についてという、まぁ素人でも1日本読めば身につくような話だったんで、話半分に聞いていたんですけど、だんだん様子がおかしくなってきてですね。
むしろ本領発揮されてきてですね。
さーここまで聞いてこの宝石がどんなに価値があるかわかったろ、だから買えみたいな話になってきたんです。ローンとかすすめてました。
将来結婚するときに、これを持ってて相手に渡せば、すんげー喜ばれるという事をしつこく繰り返してました。
いやいや、意味が分からない。
相手もいないうちに指輪買って、いざ結婚するまであたためて、それで女が喜ぶか?
「私のために、そんなに前(出会う前)から用意していてくれたの?」って?
ます、相手もいないのに指輪買うってところが、既にキモくねーか?先物じゃあるまいし。
大体、その指輪を、未だ見ぬ女が気に入る保証がどこにあるの?
それに、指輪差し出してプロポーズ?それで女が喜ぶか?
一生物になる指輪なんだから、自分で選びたいと思うんだが。そのへんどうなの女子ー?
って今なら思うんですけど、当時は今と同じぐらい女心なんて分かってませんでしたし、目の前の女が、女代表みたいな顔してそんな事言うもんだから、
へーそうなんだぁぐらいには感動してました。
が、学生の身分でそんな大金無理。
それを伝えたら、そっからがすげーんですよ。まぁあっちにしたら、ここからが勝負やわな。
ものすごく親身になって、金を捻出する方法をものすごく力一杯考えてくれるんです。
消費者金融でも、ここまで親身にならねーんじゃね?と思うぐらい、ご利用は計画的にな計画を練ってくれるんです。
収入がいくらでーこの必要経費はこーすれば100円浮きますよね、それをローンに回して~
ってな感じで。
細かく言うと、いつも買ってる60円の牛乳を1リットルのパックを買って水筒に入れていけば、1日当たり40円浮く!みたいな。
おめーは亭主の小遣い減らすことに命かけてる主婦か。
ああ言えばこう言う、そう言えばああ言う。
借金を勧めないところがまだマシというか知能的というか。
もはやオメーに買わないなんて選択肢は無い、買わなきゃ死ぬぞってな勢いで、紙とかに収支表まで作って下さって、うわーい超親切。 アホか。
なんでそんなギリギリまで切りつめて、宝石買わなあかんねんボケ。
と言うことを遠回しに伝えてみたらですね、いよいよボス登場。
なんかお局みたいな、これまで相手していた小娘どもとはオーラが違う、あきらかにボスキャラが現れた。ラオウが女のカツラかぶったみたいな人だった。
その人がね、バカな俺にコンコンと論してくださるんです。
「今の世の中って、何でもお金で買えてしまうじゃないですか。そう..愛すらも。(一瞬遠い目)そんな世の中で本当に大切な物ってなんだか分かりますか?(疑問系なのに返答待ち時間ナシ)私には分かりますそうそれは思いなんです心からの思いそれは決してお金では買えないものなんです今ここでこの指輪を買うそれはこれから先に出逢うパートナーへの思いを積み重ねてうだうだうだ~」
後半になるにつれ、どんどんヒートアップして早口になっていくボス。ってかラオウ。いつ剛掌波出すかとヒヤヒヤしたわ。
よくわからんが、言ってる事は正しいのかもしれないけど、結果として「で、宝石買え」になるのは、アメリカンジョークの結びが「で、それがウチのワイフだったのさ!HAHAHA!!」になる事ぐらい明らか。
なので全然真面目に聞いてませんでした。
有線で流れてるB’zの「太陽のKomachi Angel」に没頭してました。
まーそれ以降もガンとして買わない意志を貫き、解放されました。
もちろん行きは出迎えがあったけど、帰りは見送りとか無いし。勝手に帰れバカって感じ。
それがかの有名な、株式会社ウエディングですよ。
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