ミキサー食は、流動食とは比較にならないほどウマく、種類も豊富。
これだったら、はじめっから流動食なんかパスして、これ出してくれよと思った。
天使も、はじめからこちらにしておけばよかったですねーあははとか言うの。
あれは頭にきたね。
もうあんまりにも頭にきて頭にきて、思わず結婚を申し込みそになったぐらい頭にきたね。
しかし、ミキサー食は食いにくい。
わずかに残された歯の隙から吸い込むようにして食べるんだけど、簡単に隙間が埋まってしまう。
埋まった隙間を再び開かせるには、歯磨きしかない。
左手に歯ブラシ、右手にスプーン。
スプーンで1口食べる毎に、歯ブラシで歯を磨く。
ぱくぱく、ごしごし、ぱくぱく、ごしごし。
まぁ軽く、ありえない景色だよね。
とにかく、歯の隙間を使うと、もともとの穴が小さいものだから、簡単に埋まってしまうんだ。
奥歯の奥は歯が無いし、確実に大きな隙間がある。
ここに食べ物を入れることが出来れば、詰まることもないし、吸い込まなくていいし、みんな幸せになれる。
しかし、ほっぺたをいくら引っ張っても、スプーンで食べ物を直接奥歯の奥に運ぶなんて出来ない。
口の中の食べ物の移動は、舌が使えないと、ほぼ無理なんだなぁ。
そこで俺は考えた。
ヒマなので、考える時間はいくらでもあった。
考えて考えて、ついに1つの技を編み出した!
これだったら、はじめっから流動食なんかパスして、これ出してくれよと思った。
天使も、はじめからこちらにしておけばよかったですねーあははとか言うの。
あれは頭にきたね。
もうあんまりにも頭にきて頭にきて、思わず結婚を申し込みそになったぐらい頭にきたね。
しかし、ミキサー食は食いにくい。
わずかに残された歯の隙から吸い込むようにして食べるんだけど、簡単に隙間が埋まってしまう。
埋まった隙間を再び開かせるには、歯磨きしかない。
左手に歯ブラシ、右手にスプーン。
スプーンで1口食べる毎に、歯ブラシで歯を磨く。
ぱくぱく、ごしごし、ぱくぱく、ごしごし。
まぁ軽く、ありえない景色だよね。
とにかく、歯の隙間を使うと、もともとの穴が小さいものだから、簡単に埋まってしまうんだ。
奥歯の奥は歯が無いし、確実に大きな隙間がある。
ここに食べ物を入れることが出来れば、詰まることもないし、吸い込まなくていいし、みんな幸せになれる。
しかし、ほっぺたをいくら引っ張っても、スプーンで食べ物を直接奥歯の奥に運ぶなんて出来ない。
口の中の食べ物の移動は、舌が使えないと、ほぼ無理なんだなぁ。
そこで俺は考えた。
ヒマなので、考える時間はいくらでもあった。
考えて考えて、ついに1つの技を編み出した!
まず、スプーンでミキサー食を一口、口に入れる。
歯が閉じているので、前歯と唇の間ぐらいに、食べ物が居座ることになる。
普段はそこから口を閉じて、必死に吸い込み、歯の隙間から吸いだしていたんだけど、新技はここから既に違う。
口の中に食べ物が居座った状態のまま、食べ物を吸い出そうとせず、そのまままた1口、また1口と強引にガンガンミキサー食を口に入れまくる。
するとどーだ。
口に入れられたミキサー食は、トコロテン方式でどんどん奥へと押しやられ、最後には奥歯の奥まで到着する。
ここまで到着したら、これまた押し込まれる形で、口の中に自動的に入ってくる。
この方法であれば、吸い込む必要すらないのだ。
これは本当にすごいよ。
最初からこれに気づいていれば、食事はもっと楽しかったと思う。
もう狂喜したね。
ただ、うまく唇を使って口の中のミキサー食を誘導してやらんと、唇からこぼれ落ちる事になる。
それと、熱かったり、冷たかったりする食べ物は、ゆっくりやらないと口の中がえらいことになって泣きそうになる。
しかしそんなものは些細な問題で、ついに俺はまともに食事が出来るようになった!
今までは、食事のスタートは誰よりも早くしていたのに、終わるのはダントツのビリという有様であった。
食器は、自分でナースセンター前の棚に返しに行くんだけど、来るのが遅すぎて棚が下げられたりしていた。
こっ、この俺が!
メシを食う速度では、過去数人にしか負けたことが無いのに!
いつも吸い込むように食っていた俺が!
いや、今はもっと吸い込んでるけどさ。
それが今では、かなり上位をキープできるようになった。
なんせ、1回も噛まないからな。
満面の笑みで食器を棚に戻し、天使たちに笑顔振りまき、ナースステーション前から帰ってきてふと鏡を見たら。
顔の口から下、緑に染まってた。
ひー、口から漏れた小松菜がー。
こんな日もあるさ。
歯が閉じているので、前歯と唇の間ぐらいに、食べ物が居座ることになる。
普段はそこから口を閉じて、必死に吸い込み、歯の隙間から吸いだしていたんだけど、新技はここから既に違う。
口の中に食べ物が居座った状態のまま、食べ物を吸い出そうとせず、そのまままた1口、また1口と強引にガンガンミキサー食を口に入れまくる。
するとどーだ。
口に入れられたミキサー食は、トコロテン方式でどんどん奥へと押しやられ、最後には奥歯の奥まで到着する。
ここまで到着したら、これまた押し込まれる形で、口の中に自動的に入ってくる。
この方法であれば、吸い込む必要すらないのだ。
これは本当にすごいよ。
最初からこれに気づいていれば、食事はもっと楽しかったと思う。
もう狂喜したね。
ただ、うまく唇を使って口の中のミキサー食を誘導してやらんと、唇からこぼれ落ちる事になる。
それと、熱かったり、冷たかったりする食べ物は、ゆっくりやらないと口の中がえらいことになって泣きそうになる。
しかしそんなものは些細な問題で、ついに俺はまともに食事が出来るようになった!
今までは、食事のスタートは誰よりも早くしていたのに、終わるのはダントツのビリという有様であった。
食器は、自分でナースセンター前の棚に返しに行くんだけど、来るのが遅すぎて棚が下げられたりしていた。
こっ、この俺が!
メシを食う速度では、過去数人にしか負けたことが無いのに!
いつも吸い込むように食っていた俺が!
いや、今はもっと吸い込んでるけどさ。
それが今では、かなり上位をキープできるようになった。
なんせ、1回も噛まないからな。
満面の笑みで食器を棚に戻し、天使たちに笑顔振りまき、ナースステーション前から帰ってきてふと鏡を見たら。
顔の口から下、緑に染まってた。
ひー、口から漏れた小松菜がー。
こんな日もあるさ。
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