俺のおみや

はいはい。いよいよＧＷですね。
旅行とかに出かける人も、家でのんびりする人も、残念ながらお仕事な方もおられるでしょう。
いいなー。みんなちゃんと生きてるって感じだなー。

俺のＧＷの予定も、半年ぐらい前からもう決まってまして。
ええ。手術と入院です。
この世にこれほど有意義な、ＧＷの過ごし方があるだろうかいいやないな。
多分、どんなオシャレ雑誌でも特集組まれたことが無いぐらいの、最先端過ぎるＧＷのすごし方だと思います。

いやね。まぁ狙い通りではあるんですわ。
わてかて、一応仮にも社会人でして。
一ヶ月も休むと、そりゃあ色々と仕事面で不都合が出てくるんですわ。多分。
そうなると、可能な限り休みを少なくしたいじゃないですか。
その結果、出た答えがＧＷの連休と入院をかぶせれば、少なくとも一ヶ月の入院の前半は、みんな休みだから迷惑もかからないじゃないですか。

歯科矯正とかも順調で、予定通りＧＷに手術を受けることになったわけです。

最後の一ヶ月はバタバタしとったなー。
歯科矯正は、相変わらず１ヶ月に１回ぐらいなんだけど、そのあたりから、手術する口腔外科にも出向いて、色々と検査をとかさせられた。
身長体重はもちろん、血がすぐに止まるかの検査とか、心電図とか、ＣＴとか。
血液検査なんて５本もとったからね。人生最高に盗られた。死ぬかと思った。
なんせ、今まで３本とかでもぶっ倒れたりしてましたからね。
でも、採決している隣で、１０歳ぐらいの男の子も血を採られていて、奴は普通にしていやがったんですよ。
奴の３倍ぐらい歳食ってる身としては、負けられんじゃないですか。
負けるもんか負けるもんかとつぶやきながら、必死に意識を保ってました。
男の子は超余裕そうでした。
奇跡的に意識を保ったまま、５本を終えました。
ちょっと自分に感動した。
でもその後、別の検査に行く前に、ちょっと世界がとっても美白になっちゃって、行き倒れて数分間そばのイスに寝させてもらいました。
死ぬか思ったわ。

まぁそんなこんなで色々と準備をしまして。

いよいよ、入院です。人生初。

月曜日の朝から手術なんです。
てっきり、
月曜の朝ー
各自、手術室前に集合ー
みたいなノリかと思っていたら、やっぱ前日から入院する必要があるらしいんですよね。
検査したり胃をカラにしたりしないといけんらしくて。

金曜朝に入院して、その日に説明とかひととおり聞いて、外泊許可をもらって、夕方に帰る。
そして日曜の夜にまた病院に戻り、次の日の朝、改造手術という運びらしい。

ほいで金曜に行って、病室に案内されました。
４人部屋で、テレビとか冷蔵庫とかあって、なんかイメージより綺麗でした。
そこに落ち着いたはいいんですけど、やれ担当看護師（かなりカワイイ）だとか、婦長（かなりツヨソウ）だとか、担当執刀医（金ナサソウ）だとか、麻酔科医（眠らせるのウマソウ）だとかが、入れ替わり立ち代り、説明に来るんですよ。
そして、いちいち同意書みたいなのにサインさせられるの。
それが数珠繋ぎに来てくれるのなら良いんですけど、１時間おきとかなんです。
もうヒマでヒマで。
寝たり起きたりで、意識もうろうとしてました。
みんな名乗ってくださったんですけど、１秒も覚えてられんかった。

お昼の時間になり、俺も病院食を食べました。
生まれてはじめての病院食。
ご飯とホワイトシチューとサラダ。あと牛乳。
大食いの俺としては、本気出したら完食まで１分は切れるね。
それぐらいの量だった。こりゃやせそうだ。
でも普通においしかった。

病室って、基本的に静か。
コレ．．．かなりいいかも。
普段出来ない勉強も、そーとーはかどるなコレ。

あまりにも寝たり起きたりと、夢と現を行ったり来たりしているせいで、最後の手術の説明の時には、アクビ連発。
しかも、頭蓋骨の模型を出してきて、かなり詳細な話をするもんだから、猛烈に気持ち悪くなってきまして。
本当に、あと１０分続けられたら、何か不愉快なアクションをしてしまいそうなほど、追い詰められてました。
これ聞くまで、なんの不安も無かったんですけど、聞いたらものすごく不安になってきました。
手術はいいんですけど、問題はその後。
痛いのかなー
ちゃんと治るのかなー
一ヶ月で職場復帰できるのかなー

不安は募る。
でも、いよいよここまで来たなー。