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2024/11/23 21:32 |
プログラマに向いている人。向いていない人。

ワカモノの理系離れが深刻らしい。
最近、IT系の「これからのIT」みたいな議題のカンファレンスに参加すると、大抵こんな話が出てくる。

よーするに、今のワカモノたちは、理系の道を選びたがらないとゆーことだ。
俺はプログラマとかシステムエンジニアとか呼ばれる職業に着いており、ほかの理系についてはよく知らないが、まぁ、そりゃそーだろって気がする。
どー考えても、苦労のわりに報われないしね。
石に噛り付いてでもやり遂げるとか、苦労を買ってでもするとか、俺の好きな体育会系の理論は、もはや通用しない時代。
誰が好き好んで、こんな大変な仕事を選ぶかね。
理系離れも当然だろう。

1人のへっぽこプログラマ代表として言わせてもらえば、ある程度の理系離れは有ってもいいと思う。
使えない奴がいくらたくさんいても、無駄でしかない。ソースは俺の仕事振り。

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プログラムってね。
本当に十人十色なもので、同じものを作ったとしても、その人の個性がものすごく出るんです。

かたや、仕様を満たしているのはもちろんのこと、それ以上に痒いところに手がとどく親切設計。
加えて、更なる機能追加や仕様変更にも簡単に応えられるように、綺麗に作られたプログラム。
設計書やテストも完璧。
かたや、仕様すら満足に満たせず、ちょっと変わったことをするとエラー連発。
おまけにプログラムもめちゃくちゃで、ちょっと変更しようものなら、今まで動いていた機能が動かなくなる。
設計書は後から作る予定で、結局作らずじまい。

この業界、後者が圧倒的に多い。
そしてそんなプログラムが、世に蔓延しているから恐ろしい。だから俺は携帯が嫌いなんだ。

良いプログラマとダメプログラマの差は、10倍とかそんなんじゃなくて、無限大とも言われている。
それはなぜか。
たとえば良いプログラマを100とするなら、ダメプログラマは、マイナスなんです。
ゼロじゃなくてマイナス。
作業をすればするほど、逆に仕事が終わらないという存在。
元のソフトにちょっと変更を加えるだけのはずが、加えた変更がまともに動かない。
それを直しているうちに、元のソフトではまともに動いていたところが動かなくなり。
もう後は悪循環。いつまでたっても仕事は終わりません。

俺はね。
プログラマになりたての頃は、ものすごく真面目だった。
言われた作業を疑いもせず、せっせとひたすらキーを叩いてやりあげる奴だった。
1から100000までを足した数を求めろって言われたら、1+2+3+・・って徹夜でやりだすような奴だった。
その真面目さこそが、俺の強みだと信じていたし、自分こそプログラマに向いていると思っていた。

そんな風に思っていた時期が、俺にもありました。

長い時間を経て、さまざまな仕事や会社、人ににかかわり、ついに一定の真理を得た。
いわゆる「使えるプログラマ」に絶対必要なもの。
・とにかく効率を求めること。
・知識に貪欲であること。
・向上心があること。

「そこ」に満足したら、向上は無くなる。
いち技術者として、個人でも会社と契約して仕事がもらえるほどの人間なのか。
それとも、社員だからこそ仕事があるのか。
常に現状に対する危機感と、未来への展望を、持ち続けとかんとあかんと思うのですわ。

まぁゆーてもね。
わてらの仕事て、未経験可とか普通にあるからね。
そんな気合いれんくてテキトーにやっても、仕事に干されることは無いんですわ。
そこがまた残念なところ。
使えない奴はさっさと切り落とし、その分使える奴にお金を払うべき。
そしたらみんな、仕方なくでも努力すんだろ。
これそこが、業界の底上げに繋がり、魅力的に変えていく方法なのではないかと、浅知恵でゆーてみる。


プログラマの三大美徳とされる
めんどくさがり、短気、傲慢。
これらの「才能」を持ったワカモノに、是非理系を、是非プログラマへの道を歩んでほしい。

きっと成功するだろう。人としてはどうかと思うが。

2008/04/17 23:14 | Comments(0) | TrackBack() | デジタル関係

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