3年前。
ふと思いついて、バイオリンを習い始めた。
きっかけと呼べるほど立派なものは無くて、なんか面白そうだし、やってみた。
とりあえずレッスンに通い、半年経ったところで自分の楽器を買った。
だけど「俺の興味津々ランキング」の中では、100番にも入っていないバイオリンは、
すげー優先度低くて、レッスンは月に1回有るか無いか、練習なんてそれ以下。
バイオリンは別段むっちゃ楽しいわけじゃないけど、特に辞める理由も無いし、
申し訳程度に練習。もちろん全然上達せず。
そんな日々が1年以上続いた。
そんなある日。
俺のHPに「しもふ」さん光臨。
「アンサンブル・オフ会に参加しませんか?」
この人が、俺のつまんねーバイオリン人生に、光をもたらした。明らかに女神だった。
アンサンブル。バイオリン弾きが集まっての合奏。
1人で弾くよりたくさんで弾いたほうが、多分面白いんじゃないかなーとは思っていたが、
アンサンブルに参加なんて、よっぽど上手くなってからじゃないと出来ないと思っていた。
だからそもそも「アンサンブルをやる」という考え自体が無くて、1人で練習して、少しずつ上達してく。
とんでもなく上手くなったら、アンサンブルとかオーケストラとかもアリかもね。
バイオリンってのは、そーゆーもんだと思っていた。
そんな俺の価値観を、根底から覆したのが、
「なにわアンサンブルオフ」
だった。
彼女に誘われるがままに、大阪のアンサンブル(合奏)オフに参加した。
誘われなかったら、出会えてなかったと思う。
自分でこのHPを見つけても、自分が「上手くなる」まで、参加なんて眼中に無かったと思われる。
主催者 Reiko Yasuda さんのオフ会における趣旨はこーだ。
◎ヴァイオリンを習い始めて半年、1年など、初歩の方でも、アンサンブルに参加できる。
◎他の人と、音を合わせる、重ねること、響きを得られることの楽しさを体感できる。
◎たとえ失敗があっても、音を出して、嬉しい、楽しい!を実感できれば、自分の生活空間に前向きな姿勢が出てくる。
◎『自分がアンサンブルに参加している!』『みんなでアンサンブルしている響きのまっただ中にいる!』という実感が持てる。
等々。
引用 『バイオリンおけいこBBS』のそこかしこより。
ちょっと良くね?
言ってる事、かなり良くね? 共感できね?
だが油断は禁物だ。
そんな事言ったって、どーせめちゃくちゃ上手い奴ばっかり来て、
ちょっとでも間違えようものなら、とんでもなく怒られたりすんだろーが。
「おや?若干1名、腕が芳しくない方がおられるようですなぁ~ 誰とは言いませんがねぇ?タカラくん?」
みたいな、陰険なイジメをされるに違いない。
いつだってそーだ。あんたらお偉方は、いつも口だけだ。
その笑顔の裏で、現場で無様な醜態をさらす俺を、笑いものにしよーって企んでんだろ。
分かる。俺にはわかるさ。
まぁ、せっかくだから行ってみた。せっかくだから赤い扉を選んでみた。
そこで、アンサンブルを体験して俺は思ったね。
こんな世界もあったのか、って。
<詳しくはこのあたりなど>
開放弦しか合わせられないような、初心者もえーとこの状態だったけど、
音を合わせて曲にするってのが、これほど楽しいものだとは、全然全く知らなかった。
この日から、練習の質が完全に違ってきた。楽しいと本気で思えるようになった。
という話。
め……女神でしたか……(照←年甲斐もなく)
す、すんんませんっ!m(_ _)m という気分でいっぱいです。
これからも女神で有り続けてくださいぞなもし。