1.本文
俺は、歌が壊滅的にヘタである。
仲間と行ったカラオケの点数で、みんな大体70点台なのに、俺だけ常に30点台なんてザラ。ザラザラ。
順位も117/117とかいう、どう好意的に解釈しても、いわゆるようするに最下位を、
いくつもゲットしたりするほどオンチである。
画面の右上のほうに、歌唱力を表情で表すカオが出てきて、
上手く歌えているとニコニコ顔になったりする機種があったのだが、
俺のときだけ、常に大激怒。超ブチキレ状態。
なのに、間奏に入ったときだけ普通の顔に戻る。
そして再び歌い始めた瞬間、鬼のような形相に変わり、烈火のごとく怒り続けるのである。
その昔、高校の頃仲間内でバンドをやろうという事になって、
俺はメンバー内唯一のボーカル志望だったのに、その後カラオケにて歌唱力テストをやったところ、
即効『ボーカル禁止令』が俺に向けて出されてしまったという暗い過去もある。
絶対歌うなと釘をザクザク刺されまくった。 WowWow程度でも禁止。
しかし歌うことは好きである。
他人に聞かせても、せめて耳を抑えて吐血しながら悶絶されない程度には、歌が上手くなりたいなぁ..
と、常々思っているのだが、歌唱力というのはきっと、天性のものであろう。
努力して何とかなるものではない。
いいなぁ..元々歌が上手いヒトは..
俺は生まれついての逆歌姫なので、きっと一生このままなんだ..と
河原で、夕焼け浮かぶ川に石を投げながら、深く溜息をつく日々を送っていた。
そんな俺がたまたま『ボイス・トレーニング』略してボイトレの存在を知った時は、
大いなる驚きと喜びがあった。
ご存知無い方のために説明すると、ボイストレーニングとはその名の通り『声(喉)を鍛える』のである。
よく言われる、喉でなくてお腹から歌う『腹式呼吸』のトレーニングが、主な内容らしい。
俺もボイトレに通い、腹式呼吸をマスターすれば、
せめて40点ぐらいは取れるようになるか!?
というわけで人体実験開始!
2.所見
という記事をはるか昔に書いた。2004年2月の話。
熱しやすい性格故に、幾多の物に手を出して、おもんないと判断したものは全て「無かったこと」にしてきた。
ボイトレも、その1つ。
3.その後の展開 ~ そしてイレース(無かったこと)へ
近場にスクールを見つけ通うものの、2回目のレッスンで講師と大ゲンカして終了。