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2024/11/23 18:02 |
きもだめし

俺は臆病者で小心者である。
だから怪談話とかは、んもぅものすごく全身で拒否させていただきたいほど苦手である。

そんな俺が、肝試しという不愉快な行事に参加させられた事がある。
確か小学生の頃、遭難しかけたウオークラリーと同じ、学校行事の一環だったと思われ。

それは午後9時ごろに始まった。
数百メートル先にある墓に行って、帰ってくるという恐ろしい行事である。

が、小学生でしかも学校行事という事もあってか、実は全然恐ろしくなかった。
墓に行くのはグループ単位(5~6人ぐらい)だし、先生も憑いてきてるし
はっきり言って全然恐くなかった。

が、本当の恐怖は肝試しが終わってからやってきた。
この行事が終わって数日が過ぎた頃、先生が撮った写真をみんなで見ていたら、
お墓で撮った写真も出てきた。
心霊写真が無いかと大騒ぎしながら写真を見ていたら、みんなの視線は一枚の写真に注がれた。


なんと、写真に写っているクラスメートのコイデ君の目が、真っ赤になっていたのだ!


これぞまさに心霊写真だと俺達は大騒ぎをし、コイデ君を真剣に悩ませた。
「絶対、なんか憑いてるで!」
「御祓いに行かなあかんで!」
「この30万の幸運の壷を買え!今なら掛け軸もセットじゃ!」
とか散々コイデ君の不安を煽り、彼はその後本気で御祓いに行ったらしい。


今思えば、あれって心霊現象でもなんでもなく、ただのカメラのフラッシュの加減で起る、赤目現象だよね。
ふつーに科学的説明つくわ。
無責任に煽って、御祓いまで行かせてごめんコイデ君。

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2007/02/04 12:45 | Comments(0) | TrackBack() | 日常

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