音楽を聴かなくなったのは、いつぐらいからだろーか。
高校時分は、流行の歌ばっか聞いてた。
リンドバーク、B’z、ミスチル、T-BOLANなどなど。
あと、ロードん章、とか歌ってる人もリアルタイムやった。
「なんでもないような事が 幸せだったと思う なんでもない夜のこと 二度とは戻れない夜」
ってサビの、むっちゃ悲しい曲。
2章までは聴いた気がする。風のうわさでは13章まであるらしい。
あんな最下層テンションの曲13種類も聴いたら、世を儚んでしまうわ。早まってしまうわ。
あの頃の俺は、部屋に帰ったらまずCDをかけてた。何はともあれまずは音楽。
とりあえずなんか食いながら音楽。
電話してても音楽。
何をしてても、常に音楽がかかっていた気がする。
ゲームをしてても、ゲームの音量を0にして、音楽を聴いていた。
音楽好きが高じてギターもやった。モテるかと思って。
2日でFコードに挫折させられて封印した。
でもFコード弾けなくても曲は弾けたりしてた。そんなもんだった。
新曲はとりあえず聞いたし、新人も常に把握してた。
当時絶頂期で、アホみたいに増え行くコムロファミリーもdos以外は把握してた。
ごめんdosは現役でも把握できんかった。MS-DOSはバッチファイルでゲーム作るぐらい把握してたけど。
もともとしてない勉強の時間を更に減らし、情報収集に勤しんでた。
親泣いてた。
しかし大学の頃ぐらいから、ふと気が付けば流行についてけなくなっていた。
誰これ?
どっちが歌で、どっちがグループ名?
こいつらは男?女?
この宇宙人みたいな汚い女が、今一番売れてる?
この曲のどこがいいの?歌詞も意味がわからないんですけど。まず歌の前に日本語勉強しろ。
それからはもう、ぜーんぜん音楽を聞かなくなった。
もちろんだからといって勉強するようにもならなかった。
そして時は流れ。
バイオリンをやるようになって、自然とクラシックが好きになり、
それまで聴いたこともなかったのに、クラシックを聴くようになった。
とゆーわけで最近聴いたクラシック盤のオススメ。
アンセム 寺井尚子 ジャズバイオリン
ただの美人かと思ったら、むっちゃかっこええ演奏します。
上手い人のバイオリンって、楽器が「歌う」んですよ。
比喩じゃなくて楽器が人みたいに歌うんです、高らかに。
時にかっこよく、時に優しく。
俺はバイオリンの神髄は、ゆっくりのロングトーンだと常々思ってるんですが、
速いパッセージでも、歌わせることは出来るんだなぁと感動しましたわホント。
1曲目で既に、これは凄いと思わせられました。
Beyond the Sunset 功刀丈弘
「Beyond the Sunset」
たぶんテレビのなんかで使われている曲だと思います。
悲しいんですけど、力強いメロディーは、まさにBeyond the Sunset。
ちょっと曲は少ないけど、どれも綺麗なバイオリンの曲です。
We Love Bossa Nova ウィ・ラヴ・ボサ・ノヴァ
ボサ・ノバって何?
ってな状態の俺が、初めて聴いたボサノバCD。
ギターののんびりしたリズムが、BGMにぴったんこ。
これがボサノバ(ヴァなんて発音できません)かぁと、大人になった気分になれたりなれなかったり。
ちなみに、クラシックじゃないですな。これにはボーカルが入ってます。
気が向いたら試聴などしてみたりするのもアリアリかもしれませんのか?