いやいやいや。
俺かて、30年も滋賀国で生きてきた人間ですよ。
常識として、そのへんに大砲があるとか、ましてやそいつが歩くなんて、普通ありえないって分かってますよ。
でもさ。ホンマやねんか。
暗かったけど、シルエットが明らかに大砲でね。
もうびっくりしてね。
大砲で撃たれるとかいう命の危険じゃなくて、単純にびっくりしてそれどころじゃなかった。
あまりにもびっくりして、
「んごわぁ!」
とか不愉快な雄たけびを上げて、チャリのハンドル操作と人生のハンドル操作を誤ってしまいましてね、そのままハデにコケましたよ。
そしたらその大砲がこっちに砲身を向けながら、
「大丈夫ですか?」
とかって俺を気遣うんですよ。
なんだよ、自分兵器のくせに、こっちに平気ですか、ときたもんだ。今うまいこと言った。
よくよく見たら、黒猫ヤマトの配達員が、でっかい長方形の箱を肩に担いで運んでただけだった。
目が悪いと、色々不便。
むしろ頭が悪いと、というべきか。
俺かて、30年も滋賀国で生きてきた人間ですよ。
常識として、そのへんに大砲があるとか、ましてやそいつが歩くなんて、普通ありえないって分かってますよ。
でもさ。ホンマやねんか。
暗かったけど、シルエットが明らかに大砲でね。
もうびっくりしてね。
大砲で撃たれるとかいう命の危険じゃなくて、単純にびっくりしてそれどころじゃなかった。
あまりにもびっくりして、
「んごわぁ!」
とか不愉快な雄たけびを上げて、チャリのハンドル操作と人生のハンドル操作を誤ってしまいましてね、そのままハデにコケましたよ。
そしたらその大砲がこっちに砲身を向けながら、
「大丈夫ですか?」
とかって俺を気遣うんですよ。
なんだよ、自分兵器のくせに、こっちに平気ですか、ときたもんだ。今うまいこと言った。
よくよく見たら、黒猫ヤマトの配達員が、でっかい長方形の箱を肩に担いで運んでただけだった。
目が悪いと、色々不便。
むしろ頭が悪いと、というべきか。
トラックバック
トラックバックURL: