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2024/11/24 02:36 |
披露宴の思い出 続き
披露宴の思い出

続きです。

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秋のある日。
この日は2人の結婚式、および披露宴でした。
空は晴天で涼しくて、とても良い天気。
まるで2人を祝福しているかのような。

人が幸せそうなのを見てると、こっちまでほんわかするじゃないですか。
このまま時が止まってほしいと、1億回ぐらい願った。
このまま、二人を祝福して、二次会で酒でも飲んで騒いで、今日と言う日を楽しく終えたかった。
今この瞬間に、俺に超能力が身について、仲間どもから例のイベントの記憶が全て消去できないかと、真剣に願った。

けど、奇跡は起きなかったよ。ごめんねネロ。

かねての計画通り、おっさん(メンバの一人)の挨拶が始まる直前に、会場から姿を消す我々。
うちらはまとめてひとつのテーブルに集まっていた。それが突然カラに。
後からビデオで見たんだけど、丸々ひとつのテーブルから、人の姿が消えている絵は、かなりヘンでした。

会場を出て、離れのプレハブ小屋みたいなところに移動。
そこでうちらは、それぞれが持参したジャージに着替えた。
なんでだろうにはジャージが不可欠らしいよ。
スーツや着物からジャージですよジャージ。
着物なんて、簡単に脱ぎ着できんだろーに、一体何故奴らは嬉々として着替えるのか。
この人間整備不良な連中の中では、わりかし一般寄りの俺は、疑問を持たずにはいられなかった。

会場に戻り、ドアの前で待機。
エガちゃん役の2人が上半身裸の、変なテンションでスタンバイ。
待ってる間に、なんとなくこの2人の顔や腹に、落書きをする。
腹にビールの絵を描いたりして、とってもアーティスティック。あああ日本の披露宴が壊れてく。

隙間から会場の様子を伺うが、イマイチ見えにくい。
音もあまり聞こえないので、タイミングがつかめない。
とにかく2人が、先陣きって飛び込む。
なんか叫びながら走りこんで、思い切り素でコケたりしてた。

そしていよいよわれらの番。先頭は何故か俺。
なんでだろうと歌い、手をうねうねさせながら、会場後方から前方に移動。
エガな2人も合流。
そしてそこで、新郎新婦に質問ですよ。これも何故か俺。
質問の内容は、俺が必死に押さえ込んだので比較的マシですが、それでも十分にセクハラな内容。
ほとんど誘導尋問みてーな質問で、こちらの思ったとおりの答えを出させる。
いくつかの質問が終わったら、また歌いながら会場を去っていく。

さすがにね。会場に入ったらもうハラくくっちゃったから、あんまり苦痛では無かったよ。
ただね。
帰って行く時、ふと視線を感じてそっち見たら、新郎のイトコかなんかの真面目そうな人が、明らかに人を殺せる目で俺を見ていたよ。うん、もういいよ殺して。

先頭で飛び込んだ俺が、緊張のあまり固まった映像とかが、おもいきりビデオに残ってた。
後で見せられた。
それが逆にウケて、俺はとっても笑いもの。赤鼻トナカイなんか目じゃないぐらい、みんなの笑いもの。

やっぱおめーをトップにしてよかった。最高だとみんなに賞賛される。

もう二度としないからな!
そう何回も叫んだ。

...だが、悪夢はこれで終わりではなかった。

嫌々ながら続く。

2007/11/02 12:08 | Comments(0) | TrackBack() | 日常

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