最近改めて思うんだけど、歯の並びって意外に重要。
歯がトウモロコシみたいにシュパパパッと綺麗に並んでいて、ニカッと笑ったらキラっと光ったりして、
おまけに顔がイケメン。そんな奴は法律で取り締まるべき。
まぁ負け犬の個人的な意見は置いといてですね、とにかく歯並びの善し悪しって、
もうそれだけで、第一印象が大きく違ってくる。
アメリカのビジネスマンはそれをよく分かってて、歯科矯正する人がすんごい多いらしいよ。
その点から言っても、俺はすんげー損してるはずだ。
そーか。だからモテないし給料安いし足も遅いんだ。全てこれが原因だったのか。おのれ己!
歯科へ行きました。まるっと行ってきました。
歯科矯正には大きく分けて2種類ある。
1.単純に歯の並びを良くするだけの、いわゆる美容面を大きく見据えた矯正。
2.俺のように歯並びだけでなく、その土台(アゴ)まで工事が必要な矯正。
ちなみに1の場合、保険が利かない。
2の場合は「手術を継続して受ける場合」のみ、保険が利く。だから3割負担。
途中で手術にビビって逃げ出した場合、保険適用金額を自腹で払う事になる。
おおお恐ろしい。手術よりよっぽどそっちのが恐ろしい。
俺は当然2だから、期間は長いし手術も入院もあるけど、1の半分ぐらいの金額しかかからない。
その点だけは有り難い。
1の矯正をやってる歯科はいくらでもあるけど、2をやってる歯科は限られてくるらしい。
大学病院の先生に紹介状を書いてもらい、2をやってる矯正歯科医院というところへ。
ここで、歯科矯正に特化した内容で、説明をしてもらう。
まずは上下いずれかの歯の矯正。
まず下は確実。検査の結果で上も必要があると判断されれば、その後で上も矯正。
最初は細い針金を使い、歯を軽く締め上げるような形で巻き付け、
1月ごとに経過を見ながら、徐々に針金を太く、きつく巻き付けて、歯を正しい方向に導く。
ただし、正しい方向と言っても、それはあくまでその後の手術で顎を移動させる事を前提にした形なので、
手術までは今よりむしろ悪化する感じになるらしい。
しかも、良いのか悪いのか、俺は顎関節症のくせに妙に歯が揃ってると言う困った人種で、
今より噛み合わせとかが悪くなることは確実らしい。 無駄なところで頑張るところが俺にそっくりだ。
そんな状態が1年から2年。
よっぽど早い人でも、1年を切ることはほとんど無いらしい。
状態が整ってきたら、医大の手術の先生とも話しながら、手術の日取りを決めるらしい。大安とか。
そっから医大の方で手術を受け、1月ほど入院し、その後も1年ほどは矯正しっぱなしらしい。
それが終わってようやく普通人となれる。
つまり計3年がかりの大スペクタクル。
矯正している間は、ガム以外は別に食事制限はなし。
ただし矯正具を付けたり、調整した後は2,3日ものすげー痛む事が多く、その時は流動食で命を繋げとの事。
痛いにめっぽう弱い俺は、まず最初にこれが恐ろしい。
またしてもレントゲン写真を持ってきて、歯医者先生はにこやかに次々すんげー事言う。
このずれた顎をここに移動させるために、
歯に穴を開けてワイヤーとかアイヤーとハイヤーかなんか色々ゆってた。
こっちはもう、なんか飽和しちゃってなんかもうあはははそーなんですかー
ホントにやるの?そんな工事やっちゃうの?
健康診断の血液検査でぶっ倒れる俺が、口内工事をエンジョイしちゃうの?
次へ。