当日。
ダンディハウスの京都店は、四条河原町にあった。
四条に行くときは、いつも京都駅から鴨川の横を歩いていく。
けっこー距離あるけど、この景色が好きで、電車は使わず歩き倒す。
対岸にはカップルが等間隔で座ってたりするので、それは大いに腹立たしく、けっして良い景色じゃないんだけど。
1時間前ぐらいに到着して、ダンディの場所確認。
交差点で見上げたら、ばっちり看板出てた!
モロ一等地やないですか。すごいなダンディハウス。
時間があるので、イノブンへ。
俺の中でママイクコと対をなす、大好きな雑貨屋。
じっくり見ていたら、あっちゅーまに時間になった。やっぱ雑貨屋は良い。
ダンディのビルへ。
エレベータを降りると、エステが2個並んでた。
ひとつはダンディで、もうひとつはなんか別のエステっぽい。
ダンディのドアを開けると、白を基調にした、清潔感あふれまくる部屋となっていた。
受付がすぐ横にあり、おねーさんが満面の笑みで待っていた。
名前を告げると、お待ちしていましたと、そばのソファーに案内される。
んで、おねーさんが用意するまで、そのソファーで座って待っていたんだけど、そこからがすげーの。
そこは通路にもなってるから、従業員が俺の座ってる前を行き来するのね。
そしたらやつら、いちいち俺の前で立ち止まって、ナナメ45度で礼してくんのよ。「いらっしゃいませ」付きで。
なぜか男だけで、女のエステシャン?は会釈だけだったけど。
待ってる間は物の数分だったけど、5回ぐらいは礼された。
やがておねーさんが来る。
本日の担当って事で名乗ってもらったけど、名前は1秒で忘れた。
で、いろいろと質問される。
気になっているところとか、何を改善したいかとか。
が、俺は丸ごと好奇心だけで来ているので、べつにこのどーしよーも無い顔のどこを直したいとか、そういうのはまったく無いので、なかなか答えにくい。
それでもおねーさんはにこやかに、話を次々繋いで行く。さすがプロだ。
本日のコースとして、アンチエイジングってのは、ひとつのコースではなく、そのグループのいずれかのコースを選ばせてくれるらしい。
3つぐらいあって、それぞれ説明してもらったけど、最後のしか覚えてられんかったし、最後のが一番高かったので、どーせタダだし最後のにする。
ちなみにこれ、まともにやったら1回15000円。ヒー!
別室に行き、アンケートみたいなのに書き込む。
エステをしてどうしたいか、という質問があった。
その中の回答に「モテたい」という、あまりといえばあまりにも、ストレートな答えも用意されてた。
エステに一回来たぐれーでモテんなら、この世に俺みてーな非モテはおらんくなるわ。
アトピー持ちだということを伝えたが、特に問題は無い様子。
あと、歯科矯正中なので口周りは避けてもらうこととなった。
なんや、いろいろあるな俺は。
カメラみたいなもので、肌の具合を見せてもらった。
モニタに30倍に拡大した肌の状態が写る。
一番綺麗な肌ってのが、腕の裏の部分らしい。
ここを見ると、線が見えてこれが角質?とかいうものだそうな。あとなんか点々と黒ずんでいる。
おねーさんによれば、これは日焼けの跡らしい。
なるほどーだから女性は、あんなに必死に日焼けを避けるのか。
そしてほっぺたにカメラを移動させると、もうなんつーか、不毛の大地みてーになってた。
線が見えず、角質なんかほとんどなくなってる。
髭剃りを使うから、他の部位よりも荒れるらしい。
この後、油分を計れる機械で、俺の顔の油度合いをチェック。
40ぐらいが理想値で、これより多いと脂性、低いと感想肌って事らしい。
俺はほっぺが60近くいってて、おでこが35ぐらい。
俺は顔のパーツだけでなく、油分までてんでばらばら。
別室へ。
このコースは顔と、首周りの胸がマッサージの対象となるそうな。
指示されたとおり、ロッカールームで、上を全部脱いで、ガウンを着る。
下ジーンズで上ガウン。
すげーヘン。
そしてまた別室へ。
いよいよですよ。
ベットに仰向けに寝る。
おねーさんが横に来て、まずは顔の汚れを落とすとかなんとかゆーて、クリームで俺の顔をなでまくりだした。
おでこを触りだした時、おねーさんに
「おでこは、すべすべですねー」
と言われた。
それは良いことなのかと聞いたら、とても良いことらしい。そらよかった。
何か肌に良いことしてますかと聞かれ、特に何もしてないので返事に困っていると
「洗顔とか?」
..それって肌に良いことっていうか、普通するだろ。
えっ?顔って毎日洗うよね?俺が変なの?
クリームが顔全体にいきわたり、首筋などにも手が入る。
あのね。
俺、ひとつ忘れてた。
アトピーとか歯科矯正なんて目じゃないくらい、マズイ事忘れてた。
俺、ものすげーくすぐったがりやねんかな。
具体的にどれくらいくすぐったがりかと言うと、自分の汗がわき腹をツツーっと流れただけで「ブフッ」とかなるぐらい、くすぐったがり。
あとね、この手の笑いて蓄積すんねん。
ちょっと触られるぐらい平気なんだけど、それが徐々に募り積もってきて、やがて臨界点を突破するねんかな。
そして困ったことに、一度臨界点までいってしまうと、なかなか鎮火しない。
笑いが収まっても、実は臨界点のままで、一触即発状態なんですわ。
その状態なら、もう体のどこを触られても、笑ってしまう。
「ブフッ!!」
俺としてはがんばったけど、やっぱ耐え切れず笑ってしまう。
「くすぐったいですか?」
と冷静に聞かれ、俺の一触即発笑いモードから通常モードに復帰するまで、手を止めていてくれた。
深呼吸して、なんとか落ち着く。
その後も数回、爆笑して手を止めてというのを繰り返す。
あーでも。こういうの初めてだけど、気持ち良いかも。
その後、方と首周りの胸を出して、そこもヌルヌルのんでマッサージしてもらう。
あー気持ち良いなーと単純に思っていたんだけど、ちょっと我に返ったら恥ずかしくなってきた。
いやね、胸さらけ出してなでられまくるて、まぁ普通無いじゃないですか。
こんなけ肌にハードタッチされるなんてーのは、経験上恋人以外ありえんわけですわ。
それが今、エステとは言え..
とか考えてたら、なんか無性に恥ずかしくなってきた。
恥ずかしがっていたおかげが、くすぐったいのは鳴りを潜めてた。
そしていつの間にか眠っていた。
眠ったらもったいないと思って、がんばって起きてようと思ったのにー
起きると、周りに人はいない様子。
目の上にも何か塗られているっぽくて、目を開けられない。
それと..顔が厚い気がする。
なんか放置されてるっぽい。
ドキドキ..いつ、かまってもらえるんだろう..ドキドキ。
これが放置プレイか。
しばらくして静かにおねーさんが戻ってきた。
おそらく寝ているかもしれない俺を気遣ってか、小声で話した後、俺の顔の表面にあった何かを、ペリペリとはがしていく。なんかパックみたいなの?が俺の顔を覆っていたらしい。
俺がパックて。ぜひ自分のパック姿を見てみたかったわ。
3年は笑いに困らんで、きっと。
その後、顔の上のクリームみたいなのをどけて、またしてもパックみたいなのをのせてった。
数分の放置プレイ。
この間に、となりでエステ行為をされてるっぽい男性と、男性エステティシャンの声が聞こえる。
話の内容から、ものすご常連みたい。
こんなところに常連になるほど通える人がいるのかー。
いや、そー言えば俺も通っていたな昔。地獄の日々だったがな。
もどってきたおねーさんに、顔のパックとかクリームとかをどけてもらう。
そして完了。
顔色が良くなりましたねーとかほめられる。
それって眠ったからじゃ..と言いそうになるのをこらえる。
着替えて、改めて鏡を見る。
相変わらず、12ラウンドまで戦い抜いたボコボコのカワウソみたいな、いかんともしがたい顔した奴が、こっち睨んでる。
顔色..よくわからんなぁ。
この後、説明勧誘攻めに会うのかと思っていたら、まったくそんなこと無くて、そのままお見送りーだった。
最初に興味ないって言ってたからかもしれないけど、これはうれしい誤算。
きもちかったし、なかなか楽しい体験でした。
次俺に会った人は、わー5歳は若返ったねーと必ず言うこと。
つづき。
ダンディハウスの京都店は、四条河原町にあった。
四条に行くときは、いつも京都駅から鴨川の横を歩いていく。
けっこー距離あるけど、この景色が好きで、電車は使わず歩き倒す。
対岸にはカップルが等間隔で座ってたりするので、それは大いに腹立たしく、けっして良い景色じゃないんだけど。
1時間前ぐらいに到着して、ダンディの場所確認。
交差点で見上げたら、ばっちり看板出てた!
モロ一等地やないですか。すごいなダンディハウス。
時間があるので、イノブンへ。
俺の中でママイクコと対をなす、大好きな雑貨屋。
じっくり見ていたら、あっちゅーまに時間になった。やっぱ雑貨屋は良い。
ダンディのビルへ。
エレベータを降りると、エステが2個並んでた。
ひとつはダンディで、もうひとつはなんか別のエステっぽい。
ダンディのドアを開けると、白を基調にした、清潔感あふれまくる部屋となっていた。
受付がすぐ横にあり、おねーさんが満面の笑みで待っていた。
名前を告げると、お待ちしていましたと、そばのソファーに案内される。
んで、おねーさんが用意するまで、そのソファーで座って待っていたんだけど、そこからがすげーの。
そこは通路にもなってるから、従業員が俺の座ってる前を行き来するのね。
そしたらやつら、いちいち俺の前で立ち止まって、ナナメ45度で礼してくんのよ。「いらっしゃいませ」付きで。
なぜか男だけで、女のエステシャン?は会釈だけだったけど。
待ってる間は物の数分だったけど、5回ぐらいは礼された。
やがておねーさんが来る。
本日の担当って事で名乗ってもらったけど、名前は1秒で忘れた。
で、いろいろと質問される。
気になっているところとか、何を改善したいかとか。
が、俺は丸ごと好奇心だけで来ているので、べつにこのどーしよーも無い顔のどこを直したいとか、そういうのはまったく無いので、なかなか答えにくい。
それでもおねーさんはにこやかに、話を次々繋いで行く。さすがプロだ。
本日のコースとして、アンチエイジングってのは、ひとつのコースではなく、そのグループのいずれかのコースを選ばせてくれるらしい。
3つぐらいあって、それぞれ説明してもらったけど、最後のしか覚えてられんかったし、最後のが一番高かったので、どーせタダだし最後のにする。
ちなみにこれ、まともにやったら1回15000円。ヒー!
別室に行き、アンケートみたいなのに書き込む。
エステをしてどうしたいか、という質問があった。
その中の回答に「モテたい」という、あまりといえばあまりにも、ストレートな答えも用意されてた。
エステに一回来たぐれーでモテんなら、この世に俺みてーな非モテはおらんくなるわ。
アトピー持ちだということを伝えたが、特に問題は無い様子。
あと、歯科矯正中なので口周りは避けてもらうこととなった。
なんや、いろいろあるな俺は。
カメラみたいなもので、肌の具合を見せてもらった。
モニタに30倍に拡大した肌の状態が写る。
一番綺麗な肌ってのが、腕の裏の部分らしい。
ここを見ると、線が見えてこれが角質?とかいうものだそうな。あとなんか点々と黒ずんでいる。
おねーさんによれば、これは日焼けの跡らしい。
なるほどーだから女性は、あんなに必死に日焼けを避けるのか。
そしてほっぺたにカメラを移動させると、もうなんつーか、不毛の大地みてーになってた。
線が見えず、角質なんかほとんどなくなってる。
髭剃りを使うから、他の部位よりも荒れるらしい。
この後、油分を計れる機械で、俺の顔の油度合いをチェック。
40ぐらいが理想値で、これより多いと脂性、低いと感想肌って事らしい。
俺はほっぺが60近くいってて、おでこが35ぐらい。
俺は顔のパーツだけでなく、油分までてんでばらばら。
別室へ。
このコースは顔と、首周りの胸がマッサージの対象となるそうな。
指示されたとおり、ロッカールームで、上を全部脱いで、ガウンを着る。
下ジーンズで上ガウン。
すげーヘン。
そしてまた別室へ。
いよいよですよ。
ベットに仰向けに寝る。
おねーさんが横に来て、まずは顔の汚れを落とすとかなんとかゆーて、クリームで俺の顔をなでまくりだした。
おでこを触りだした時、おねーさんに
「おでこは、すべすべですねー」
と言われた。
それは良いことなのかと聞いたら、とても良いことらしい。そらよかった。
何か肌に良いことしてますかと聞かれ、特に何もしてないので返事に困っていると
「洗顔とか?」
..それって肌に良いことっていうか、普通するだろ。
えっ?顔って毎日洗うよね?俺が変なの?
クリームが顔全体にいきわたり、首筋などにも手が入る。
あのね。
俺、ひとつ忘れてた。
アトピーとか歯科矯正なんて目じゃないくらい、マズイ事忘れてた。
俺、ものすげーくすぐったがりやねんかな。
具体的にどれくらいくすぐったがりかと言うと、自分の汗がわき腹をツツーっと流れただけで「ブフッ」とかなるぐらい、くすぐったがり。
あとね、この手の笑いて蓄積すんねん。
ちょっと触られるぐらい平気なんだけど、それが徐々に募り積もってきて、やがて臨界点を突破するねんかな。
そして困ったことに、一度臨界点までいってしまうと、なかなか鎮火しない。
笑いが収まっても、実は臨界点のままで、一触即発状態なんですわ。
その状態なら、もう体のどこを触られても、笑ってしまう。
「ブフッ!!」
俺としてはがんばったけど、やっぱ耐え切れず笑ってしまう。
「くすぐったいですか?」
と冷静に聞かれ、俺の一触即発笑いモードから通常モードに復帰するまで、手を止めていてくれた。
深呼吸して、なんとか落ち着く。
その後も数回、爆笑して手を止めてというのを繰り返す。
あーでも。こういうの初めてだけど、気持ち良いかも。
その後、方と首周りの胸を出して、そこもヌルヌルのんでマッサージしてもらう。
あー気持ち良いなーと単純に思っていたんだけど、ちょっと我に返ったら恥ずかしくなってきた。
いやね、胸さらけ出してなでられまくるて、まぁ普通無いじゃないですか。
こんなけ肌にハードタッチされるなんてーのは、経験上恋人以外ありえんわけですわ。
それが今、エステとは言え..
とか考えてたら、なんか無性に恥ずかしくなってきた。
恥ずかしがっていたおかげが、くすぐったいのは鳴りを潜めてた。
そしていつの間にか眠っていた。
眠ったらもったいないと思って、がんばって起きてようと思ったのにー
起きると、周りに人はいない様子。
目の上にも何か塗られているっぽくて、目を開けられない。
それと..顔が厚い気がする。
なんか放置されてるっぽい。
ドキドキ..いつ、かまってもらえるんだろう..ドキドキ。
これが放置プレイか。
しばらくして静かにおねーさんが戻ってきた。
おそらく寝ているかもしれない俺を気遣ってか、小声で話した後、俺の顔の表面にあった何かを、ペリペリとはがしていく。なんかパックみたいなの?が俺の顔を覆っていたらしい。
俺がパックて。ぜひ自分のパック姿を見てみたかったわ。
3年は笑いに困らんで、きっと。
その後、顔の上のクリームみたいなのをどけて、またしてもパックみたいなのをのせてった。
数分の放置プレイ。
この間に、となりでエステ行為をされてるっぽい男性と、男性エステティシャンの声が聞こえる。
話の内容から、ものすご常連みたい。
こんなところに常連になるほど通える人がいるのかー。
いや、そー言えば俺も通っていたな昔。地獄の日々だったがな。
もどってきたおねーさんに、顔のパックとかクリームとかをどけてもらう。
そして完了。
顔色が良くなりましたねーとかほめられる。
それって眠ったからじゃ..と言いそうになるのをこらえる。
着替えて、改めて鏡を見る。
相変わらず、12ラウンドまで戦い抜いたボコボコのカワウソみたいな、いかんともしがたい顔した奴が、こっち睨んでる。
顔色..よくわからんなぁ。
この後、説明勧誘攻めに会うのかと思っていたら、まったくそんなこと無くて、そのままお見送りーだった。
最初に興味ないって言ってたからかもしれないけど、これはうれしい誤算。
きもちかったし、なかなか楽しい体験でした。
次俺に会った人は、わー5歳は若返ったねーと必ず言うこと。
つづき。
トラックバック
トラックバックURL:
コメント
その後
ダンディハウスから1週間ですけど、効果のほどはいかに?
posted by じじat 2007/07/28 10:52 [ コメントを修正する ]