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2024/11/23 10:41 |
ダイビング器材
スキューバダイビングに必要な器材の話。

人間の、本来の生活場所ではない海へと行くわけですから、そりゃあ色々と必要なものがありますわ。
ここでその必要なものを列挙して、どうでもいい知識をあなたに。


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まずは靴ですね。ブーツです。
後述するフィン(足ひれ)と一体になっているタイプもあります。
岩場などで滑らないこと、軽くウニを踏んでも貫通しないこと、などの性能が求められます。

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そしてウエットスーツ。
スーツの厚みというのがありまして、大体8ミリ~2ミリぐらい。基本は5ミリです。
分厚いほど暖かく、薄いほど涼しくなります。
ウエットスーツは、中に水を取り込み、体とウエットスーツの隙間に水を確保します。
んで、その水が体温で温められ、なおかつ水が巡回しないようになっていて、それで体を保温します。
ウエットスーツは水が入ってこない、という認識は間違いです。それはドライスーツといって、また別物。
体に合っていないと、水が出入り自由になるので、水が温められず寒いままと言う事になるので、たいていの人が自分の物を持つときは、オーダーメイドで作る事になります。
胸囲や身長だけではなく、その他20箇所ぐらいの体の部位のサイズを測って、どの位置もピッチリになるように作ります。当然着にくいし、脱ぎ難いです。そして太ると大変。
しかしそーしてピッチリにすることで、一度入った水が逃げ難く、寒くないようになっておるわけです。
また、岩にぶつかったり肩や肘をこすったりしても大丈夫なよう、比較的防御力も重視されます。
ちなみに、洗って風呂場にハンガーで吊って干したりすると、シルエットが明らかに世をはかなんだ人っぽくて、家族に仰天されます。

088b6d42.jpg







その他小物たち。
シュノーケル、マスク、グローブ。

グローブは手の保温と、指先を守る為に着けます。
水中で流れに逆らう為に、一時的に岩場に摑まる、と言うようなことをしたくても、素手ではためらいが出ます。グローブがある事により、躊躇い無くそれが出来るという利点があります。
が、最近ではサンゴを記念に取っていくとかいうバカが増えており、グローブが無ければそういったこともしにくくなる(手先が守られて無いと普通は躊躇する)ので、グローブ禁止の潜り場もあります。これは賛否両論。

シュノーケルは、水面で使います。
目的としては、タンクの空気を節約する為に、水面ではこれを使って呼吸したり、素もぐりで使ったりします。
利用頻度はあんまり多くないやもしれません。

マスク。
これが無くては、水中で何も見えません。普通の人は。
マスクは密閉されていて、中に水が入り難いようにできています。
中に水が入ってしまった場合は、水中でマスク内の水を排除する「マスククリア」と言う技があり、これはCカード保持者の最低限必要なスキルとなってます。

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フィン。
写真のはちょっと特殊なフィンで、通常使われるフィンはもっと細長いのですが。
水中では、基本的に手は使わず、足だけで移動します。
だからフィンは、ダイビングにおける水中での機動性の全て、といってもいいほど重要なものです。
フィンの違いで、潜りのスタイルも随分と変わってきます。
初心者用、脚力のある人用、硬いもの、長いものなどなど。
自分に合ったフィンを見つけられると、機動力は一変します。

ここまでが、軽器材と呼ばれるもの。
お次は重器材。

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これはBCジャケットと呼ばれるもので、ウエットスーツの上に羽織ります。
これの背中に、タンクを固定する器具があり、このジャケットにタンクを固定して、潜る事になります。
それと、BCの中に直接、空気を入れたり出したり出来ます。
簡単に言うと、ふくらみ具合の調整できる、救命胴衣といったところでしょうか。
右からチューブのようなものが伸びてますが、これでタンクからジャケット内に、空気を入れたり出したりします。
空気を入れれば当然浮きます。
空気を抜けば沈みます。
例えば水面に居るとき、ここで沈んでしまってはマズイので、ジャケットに空気を入れておきます。
すると何もしなくても、浮かんでいられるというわけです。とっても楽。
逆に潜るときには、空気を抜けば勝手に沈みます。
あとは、水中での微妙な浮力コントロールに使うわけですが、まぁそれはマニアックな話になるので別の機会に。

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そして最後に、呼吸をする為のレギュレータです。
これを口にくわえて、空気を吸ったり吐いたりする、最重要器材です。
あと、一緒にゲージがついています。左下の青いものですね。
これは、残圧計というものが必ず付いています。
タンクの中に後どれくらい空気が残っているか、が分かる計器です。
あとは、深度計もあります。
自分が今、水中何メートルの位置にいるか、と言うことが分かる計器です。
それと、コンパスもついてます。
水中では、よほど知った海でもない限り、位置関係を景色で掴む事は不可能です。
よって、コンパスによって自分の進路と位置関係を把握します。
単純に言うと、北に20分行って、南に20分行けば、元の位置に戻れるというわけです。
実際はそんな単純な話ではなく、水の流れによって常に体が流されている事が多いので、それらの流れも読みつつ、コンパスや水中の目印から、位置関係を読み取らねばなりません。
これは上級スキルですが、ガイド無しで潜るのなら、必須のスキルです。
逆にガイドが常にいるような潜り方をする人には、不要なスキルです。ガイドを見失うなどの緊急時以外は。
俺もこのスキルは修行中です。まだ30%ぐらいしか成功しないけど。テヘッ。

あと、腕時計みたいなダイブ・コンピュータというものがあります。
数年前は金持ちだけが持ってる、みたいなもんでしたが、今は着けなきゃ潜らせない、というショップも増えてきました。
これは文字通り潜る為のコンピュータで、性能は色々ですが、一番重要な体調管理をしてくれます。
水中では、体内に窒素が溜まります。
これが増えすぎると、命に関わってきます。
窒素は、水面または地上に出ると、どんどん抜けていきます。
逆に水中、深く潜れば潜るほど、窒素が体内(正確には血中内)で増える速度は早くなる。

深度と窒素の関係は既に数式が確立されていて、これによって自分はどの深度にどれぐらいの時間潜っていても危険は無いか、という事が分かる。
ただ、ダイビングの最中なんて、秒単位で深度は変化するし、そんなもんいちいち計算してられない。
そこでこのコンピュータが、ダイバーのいる深度を計算して、安全に潜れる残り時間などを表示してくれる。
最近では、レギュレータと通信して、残圧も表示してくれたり、ナビみたいに方向を指し示してくれたりするものもあるらしい。
ただしバカ高い。高機能なものは普通に10万を越える。

そしてウエイト。
海水には浮力があるので、なにもしなければ浮いています。
ウエットスーツや器材をつけると、なお一層浮きます。
この浮力を何とかしない事には、潜る事ができません。
そこで、腰にウエイト、つまり重りを付けます。
このウエイトが重過ぎれば沈みすぎるし、軽すぎれば潜れません。
大抵は、軽いよりも重いほうがフォローが効くので、重めに付けます。
ウエイトの量はひとによってまちまちで、基本的に女性は男性に比べて多くなります。
これは、脂肪は浮力となり、筋肉は浮かないという原理に基づいています。
太った人や初心者は、ウエイトをたくさん付ける必要があります。

はい。どうでもいい知識でした。

2007/07/12 12:23 | Comments(2) | TrackBack() | スポーツ

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コメント

いやー、勉強になりました。
知ってるような知らんようなことがいっぱい書いてあって勉強になりました。

posted by じじat 2007/07/12 18:40 [ コメントを修正する ]
意外にも役に立てましたかな。
あ、リアルでは俺に質問しないほうが良いよ。
ウザいぐらい語るから(笑
posted by たからat 2007/07/14 23:42 [ コメントを修正する ]

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