本棚の絵本たち。
その1つを紹介しましょうかね。
『かわいそうな象』
泣ける絵本の中でも1,2を争う、究極の泣ける絵本。
これで泣けない人を、俺は逆に尊敬します。
俺が小学生の頃に、教科書の話にもなったような記憶がある。
時は戦時中、猛獣を生かしておくのは危険という事になり、動物園の動物達は毒殺される。
最後に3頭の象も毒殺されることとなるが、賢い象たちは毒入りの食べ物を受け付けない。
色々と試すも毒で殺すことは出来なかった。
仕方なく、食べ物を与えず、餓死させるという事になる。
どんどん痩せ衰えていく象たち。
象を愛し、育ててきた飼育員達はそれを見ていられなくて、誰も象の檻に近寄らなくなる。
しばらくの時が過ぎ、飼育員は象が生きているかを確認しに行く。
象たちは飼育員を見ると、やせ衰えた体を必死に起こし、檻の中で芸を披露する。
芸をすれば、いつものようにエサがもらえると思っているのだ。
飼育員はたまらず、駆け戻ってエサを持ち、象たちに食べさせる。
それを他の飼育員達は、見て見ぬ振りをする。
..もうね、あらすじ書いてるだけで、思い出して泣ける。
戦争の愚かさを、身近な動物園を舞台として、描かれています。
知らない人は是非本屋で、最後まで読んで見て下さい。
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私が好きなのは新見南吉「ごんぎつね」。
黒井健の絵のが好きで、大人になってから買いなおした。
甥っ子のおかげで、図書館で絵本読む機会が多かった。
「泣ける絵本」は悲しすぎて、子供相手になかなか読めないけどね。
前は泣ける本も好きだったんだけど、
どうしても笑える方が子供は喜ぶので
ついついそちらに手が伸びちゃう。
最近大笑いしたのは「よ~い、うどん!」っていうやつとか
「がたごとがたごと」とか
長新太(だったかな)の「たこのバス」とか。
またいい絵本みつけたら教えてね。