今回の手術ですが、右足(膝)だけの手術なので、麻酔は2パターンから選べました。
部分麻酔と、全身麻酔です。
部分麻酔のほうが、全身麻酔と比較すると危険度は低いし、麻酔から覚めた後の体調も良いしで、大抵の人が部分麻酔を選ぶそうな。
そう先生に提示された後、光の速さで全身麻酔を選択。
だってさー。
部分麻酔って、要は自分の足が、切った張ったの世界に誘われて、文字通り斬ったり貼ったりしている様子が丸見えなわけでしょ。何その拷問。
中学の保険体育で、心臓の仕組みみたいなのの授業を受けてたら、気持ち悪くなってそのまま気絶した事もあるような、気絶力に定評のある俺が、そんなもん目の当たりにして意識を保てるとでも?絶対無理でしょ確信してる。
部分麻酔のはずが、手術中にセルフ全身麻酔になってしまう未来が容易に見える。
というわけで全身麻酔で手術は始まる。
全身麻酔と言っても、こちらサイドは特に何もする事も無く、元々入ってる点滴の管から、麻酔を注入されるだけ。
点滴の針が刺さっているところが痛くなってきたら、麻酔が効いてきた証拠とか言われて、そんなもんかと待ってると、すぐさま、じわじわ痛くなってきた。
どんどん痛くなってきた。
いや、ちょっと呻くぐらい痛いんですけど?まだ落ちないの?
普段は、気軽にホイホイ気絶するくせに、こんな時だけ耐えるとか、俺性格悪すぎでしょ。
とか考えたのが最後。
部分麻酔と、全身麻酔です。
部分麻酔のほうが、全身麻酔と比較すると危険度は低いし、麻酔から覚めた後の体調も良いしで、大抵の人が部分麻酔を選ぶそうな。
そう先生に提示された後、光の速さで全身麻酔を選択。
だってさー。
部分麻酔って、要は自分の足が、切った張ったの世界に誘われて、文字通り斬ったり貼ったりしている様子が丸見えなわけでしょ。何その拷問。
中学の保険体育で、心臓の仕組みみたいなのの授業を受けてたら、気持ち悪くなってそのまま気絶した事もあるような、気絶力に定評のある俺が、そんなもん目の当たりにして意識を保てるとでも?絶対無理でしょ確信してる。
部分麻酔のはずが、手術中にセルフ全身麻酔になってしまう未来が容易に見える。
というわけで全身麻酔で手術は始まる。
全身麻酔と言っても、こちらサイドは特に何もする事も無く、元々入ってる点滴の管から、麻酔を注入されるだけ。
点滴の針が刺さっているところが痛くなってきたら、麻酔が効いてきた証拠とか言われて、そんなもんかと待ってると、すぐさま、じわじわ痛くなってきた。
どんどん痛くなってきた。
いや、ちょっと呻くぐらい痛いんですけど?まだ落ちないの?
普段は、気軽にホイホイ気絶するくせに、こんな時だけ耐えるとか、俺性格悪すぎでしょ。
とか考えたのが最後。
次の瞬間、起きたと同時に右足の耐え難い痛み。
この時、まだ手術の途中なのに起きてしまったと勘違いしたぐらい、完全にほったらかしの痛み。残念ながら手術は終わってたし、これにはただ、耐えるしかないらしい。
えええ?むちゃくちゃ痛いんですけど?
いろんな意味で痛い人生を歩んできてますが、その中でもかなり上位にくる痛み。しかもそれがずっと続く。さらに、痛み止めは連続して使用できないので、あと3時間は薬にも頼れない。人生の苦しみはほとんど薬で解決してきたというのに、それすら封じられるとは。
あ、これはアカンやつや。
なんとかして痛みを紛らわさないと、時計の秒針を見つめながらプルプル震えるだけの肉になってしまう。
ちょっと話し変わりますけど、前回の手術の時は独身で、手術後は家族が少しだけ居てくれました。今回は嫁が、術後の経過観察が終わる朝まで、近くに居てくれまして。
本当ね。結婚とかまじ意味わからんって、結婚前も結婚後もずっと言い続けてますけども、このときばかりは、居てくれて良かったと思いましたよ。
痛みを誤魔化すために、嫁にずっと「るろうに剣心」の話をしてました。
ちょっと前に映画がテレビでやってたので、映画と原作のストーリーの違いとか、映画では語られていない設定とか。
とうとうと。つらつらと。ひたすらに。
とにかく話し続けて気をそらし続けていないと、耐え難い痛みだったので、何時間もずーーーっと話し続けてました。
普段は俺が何か話し始めると、即腰を折って来たり別の話題に摩り替えてくる嫁ですが、この時ばかりは俺の命に関わると察したのか、ほとんど口を挟むことなく、聞き役に徹してくれました。後にも先にも、この時だけでしたが。
3時間経過して痛み止めを使い、それで1時間程度は楽になるものの、また痛みが出てきたら、るろうに剣心の解説に戻るというやりとりを3回ぐらい繰り返して、長い長い夜が終わり、ようやく朝に。
ずっとついててくれた嫁のおかげで、なんとか生存エンドを達成する事ができました。
ここからは、一般病棟へ移動して、いよいよ本格的に入院生活の始まりとなります。