独身時代。
その家事能力を見込まれ、幾多の女性から
「嫁として欲しい」
と言われ、返す刀で
「じゃあアンタが嫁にしてよ」
と言うと、みな判で押したような困り顔を浮かべてスルーする景色を、40年近く見送ってきたわけですが。
そんなアタシの結婚後の、一般的な習慣はこちら。
朝。
その家事能力を見込まれ、幾多の女性から
「嫁として欲しい」
と言われ、返す刀で
「じゃあアンタが嫁にしてよ」
と言うと、みな判で押したような困り顔を浮かべてスルーする景色を、40年近く見送ってきたわけですが。
そんなアタシの結婚後の、一般的な習慣はこちら。
朝。
嫁を見送り、布団と洗濯物を干し、朝ご飯を作って、後かたづけ。
ゴミを出し、夕食の下拵えを済ませ、出勤。
仕事帰りにスーパーに寄り、見切り品や半額の誘惑と戦いながら、必要な食材だけを買う。
帰宅後、洗濯物を取り込み、同時にご飯を作る。嫁の弁当も意識して、そのまま使えるおかずもチョイス。
完成手前まで作り、嫁の帰るコールを待つ。ビールを冷やしておくことも、もちろん忘れない。
嫁の帰宅に合わせ、夕食を出し、後かたづけ。
嫁が風呂に入ってる間に、嫁の布団を準備。
無くなってれば、作り置きスイーツを作る。パテシエの名にかけて、冷蔵庫にスイーツは切らさない。
嫁の就寝を見送り、俺も風呂に入り、ついでに風呂を洗う。
やがて俺も就寝。
この世には共働きでも、家事を手伝ってくれる女性がいる、なんて夢物語を半信半疑で聞いていましたが、自身の結婚により確証が取れました。都市伝説です。
さて、幾多ある家事の中でも、とりわけ面倒だと思うのが、床掃除とアイロンがけです。
アイロンのほうは、そう頻繁にするわけではないので、まだいいんです。
問題は、床掃除。
ある程度こまめにやらないと、わりと埃が積もり積もる。
家では、基本的に年中裸足でいるので、姑の指ツツツーに勝る俺の足裏感覚により、歩くとすぐに床掃除していない事がバレます。
しかし、掃除機による床掃除は、大変に面倒くさい。
1.掃除機がしまってある押入れの扉を開けて
2.コードを引っ張り出して
3.コンセントにさす
掃除する前に、まずこれだけの任務をこなさないとならない。
人間はある目的の為に、3つの作業が伴う行為を、面倒だと感じるらしいですが、まさにそれ。しかもこれがほぼ毎日とか。マジ無理ゲー。
というわけで必然的に、掃除をサボる日が少しずつ増え、結果的に、姑による指ツツツー叱責を受けるという、涙の日々。姑役も嫁役も、俺なのですが。
しかしそこに、ガチの救世主が光臨いたしました。
クイックルワイパー様です。
結婚のお呪いでもろた、カタログギフトから選びました。
まず朝起きて、埃が落ち着いている状態のときに、部屋中をコイツでくまなくスリスリ。
たったこれだけで、大半の埃は掃除できてしまいます。
基本的に棒なので、わざわざ押入れにしまわなくても、その辺に立てかけておく事ができます。
当然電気も不要なので、俺をネチネチ苦しめ続けた上記123の工程が、全て解消されるという夢のような事態に。
しかも、布巾部分をウエットなモノと取り替えることによって、水拭きまでできてしまったりします。価格も手頃。
さらに、実家でも使っていたのですが、新居であらためて購入してみると、最新版では本体も微妙に進化していて、より軽く、扱いやすくなってました。まだ進化しとる!
クイックルワイパー様のおかげで、俺の世界に光が差しました。