はい。たまには技術者らしい記事も書きたいと思います。
組み込み技術者はわりと、古い開発環境でのソフト作成を余儀なくされる事があります。
システム全体を入れ替えるのはお金がかかるから、他はそのままで、ソフトだけを新しくしたいという要求にこたえる際なんかに、よくそーなります。
全部新しくしてくれたほうが、当然楽なんですがね。最新の環境なら当然ある、便利で愉快な機能が無い時代の作り方をしなければならんので、わりと、いや、物凄く大変です。
windows XPのサポートが終了して久しいですが、XPなんてまだまだ新しいほうです。
JRではwindows2000が未だに現役(この間BSoDになってるの見た)ですし、どこぞの役所では、windows NT4.0が現役でした。
そして取り出したりますはwindows CE。
主に組み込み用途の、極小windowsという扱いのOS。かつてのカーナビなんかは、ほとんどこれで動いていました。
しかし時代は変わり、小型機は全てアンドロイドに代表されるフリーOSが使われるようになり、もともとニッチだったCEは、ますます表舞台に出てこなくなりました。
開発サイドから言わせていただくと、CEは本当に本当に使いづらく、不具合と紙一重の癖がいっぱいあり、超使えない子でした。
もう二度と関わりたくないので、このまま息を引き取っていただければ、俺としては大変ありがたいと内心思っていたのですが。
ソフト技術者は、開発環境が使えなかろうが、古かろうが、お客さんが求めれば使わざるを得ません。
そうして今回、「Microsoft Expression Blend 2(Silverlight for Windows Embedded)」にて画面を作成し、「windows CE 6.0」上で動作するVC++アプリケーション(win32)を開発する羽目になった技術者のために、俺が作り方の基本を記したいと思います。自分の覚書の意味もこめて。
あちこちに情報は転がっているんですが、いかんせんみんなごく一部だったり、エラーについては端折られていたりして、肝心の情報が無かったりします。
散々苦労してようやくそれっぽいものができるようになりましたので、古参システムに立ち向かい、産みの苦しみを味わう仲間たちへ、少しでも負担が軽減する事を祈って。
コード紹介は次回以降にして、それまでに必要な情報はこつら。
<概要
Windows Embedded CEアプリケーション開発手法
Silverlight for Windows Embeddedの実装方法
上記2つで、「プロジェクトの作成→ボタンが押されたらアニメーションさせる、またはアプリ終了」という、必要最小限の知識は得られるかと思います。
<windows7へのvisual studio 2005のインストール
Visual Studio 2005をWidows 7にインストールしようとしてみた
Visual Studio 2005 はWindows7 でも(一応)サポートされる
インストール関連の情報はこのあたりに。
<コーディング文献(英語)
Microsoft Silverlight under Windows CE 6.0 R3
Programming Microsoft Silverlight for Windows Embedded Using .NET(パワポ文献)
特に重要なサンプル紹介が、P35あたりにあります。
<フォントの問題について
CEの環境にもよるみたいですが、XAMLの日本語表示が文字化けすることがあります。
フォントは、Windowsフォルダに存在します(cour.ttf,Symbol.ttf,tahoma.ttf,times.ttf,wingdingなど)。その中で、日本語フォントは、"msgothic.ac3"になります。
色々試した結果、Windowsフォルダにmsgothic.ttcを保存し、以下のレジストリ「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\FontLink\SystemLink」の "Tahoma"のフォント名を「msgothic.ac3」から「msgothic.ttc」へ拡張子を変更したところ、Silverlight for Windows Embeddedでも日本語が表示されるようになりました。
次回から、実際のVCソースやXAMLについて、触れていきます。
組み込み技術者はわりと、古い開発環境でのソフト作成を余儀なくされる事があります。
システム全体を入れ替えるのはお金がかかるから、他はそのままで、ソフトだけを新しくしたいという要求にこたえる際なんかに、よくそーなります。
全部新しくしてくれたほうが、当然楽なんですがね。最新の環境なら当然ある、便利で愉快な機能が無い時代の作り方をしなければならんので、わりと、いや、物凄く大変です。
windows XPのサポートが終了して久しいですが、XPなんてまだまだ新しいほうです。
JRではwindows2000が未だに現役(この間BSoDになってるの見た)ですし、どこぞの役所では、windows NT4.0が現役でした。
そして取り出したりますはwindows CE。
主に組み込み用途の、極小windowsという扱いのOS。かつてのカーナビなんかは、ほとんどこれで動いていました。
しかし時代は変わり、小型機は全てアンドロイドに代表されるフリーOSが使われるようになり、もともとニッチだったCEは、ますます表舞台に出てこなくなりました。
開発サイドから言わせていただくと、CEは本当に本当に使いづらく、不具合と紙一重の癖がいっぱいあり、超使えない子でした。
もう二度と関わりたくないので、このまま息を引き取っていただければ、俺としては大変ありがたいと内心思っていたのですが。
ソフト技術者は、開発環境が使えなかろうが、古かろうが、お客さんが求めれば使わざるを得ません。
そうして今回、「Microsoft Expression Blend 2(Silverlight for Windows Embedded)」にて画面を作成し、「windows CE 6.0」上で動作するVC++アプリケーション(win32)を開発する羽目になった技術者のために、俺が作り方の基本を記したいと思います。自分の覚書の意味もこめて。
あちこちに情報は転がっているんですが、いかんせんみんなごく一部だったり、エラーについては端折られていたりして、肝心の情報が無かったりします。
散々苦労してようやくそれっぽいものができるようになりましたので、古参システムに立ち向かい、産みの苦しみを味わう仲間たちへ、少しでも負担が軽減する事を祈って。
コード紹介は次回以降にして、それまでに必要な情報はこつら。
<概要
Windows Embedded CEアプリケーション開発手法
Silverlight for Windows Embeddedの実装方法
上記2つで、「プロジェクトの作成→ボタンが押されたらアニメーションさせる、またはアプリ終了」という、必要最小限の知識は得られるかと思います。
<windows7へのvisual studio 2005のインストール
Visual Studio 2005をWidows 7にインストールしようとしてみた
Visual Studio 2005 はWindows7 でも(一応)サポートされる
インストール関連の情報はこのあたりに。
<コーディング文献(英語)
Microsoft Silverlight under Windows CE 6.0 R3
Programming Microsoft Silverlight for Windows Embedded Using .NET(パワポ文献)
特に重要なサンプル紹介が、P35あたりにあります。
<フォントの問題について
CEの環境にもよるみたいですが、XAMLの日本語表示が文字化けすることがあります。
フォントは、Windowsフォルダに存在します(cour.ttf,Symbol.ttf,tahoma.ttf,times.ttf,wingdingなど)。その中で、日本語フォントは、"msgothic.ac3"になります。
色々試した結果、Windowsフォルダにmsgothic.ttcを保存し、以下のレジストリ「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\FontLink\SystemLink」の "Tahoma"のフォント名を「msgothic.ac3」から「msgothic.ttc」へ拡張子を変更したところ、Silverlight for Windows Embeddedでも日本語が表示されるようになりました。
次回から、実際のVCソースやXAMLについて、触れていきます。