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2024/11/27 08:37 |
11/23、24版 六甲山カフェの日常 その1
通産6度目の、六甲山カフェです。
今回は、2日連続での営業に挑戦です。間は大阪泊。

2日連続なので、初日に持ち込んだ大量の荷物を、店に置いて帰れる!とほくそ笑んだんですが、むしろその分、初日の荷物が2倍に増えるという事に気がついたのは、出発直前の事でした。
今回の荷物は、マジハンパなかった。毎回最高記録を更新しているような気がしますが、今回は冬山縦走装備を軽く凌駕する、荷物の量と重さでした。31kgとか氏ぬるわ。

1日目の夜に、友人を呼んで飲み会をすることにしました。
俺はこの店のオーナーではないけれど、一応店長。なので、この二日間は、あたしの店です。
そんなあたしの店で、閉店後に友人等と飲み喋りながら、たまに食事なんかも提供する。これ、いっぺんやってみたかったんです。夢だったんです。

というわけで初日。
全てのメニューの材料を、2日分もってきます。
その上、お店の黒板が見難いのと、メニューが書ききれないので、新たにブラックボード(水性ペンで書ける&磁石がつくタイプ)を買いまして、それも小脇に抱えてます。
さらに、ボジョレーヌーボも2本、元々出すつもりだったマッカラン12年1本、ロゼワインも1本と、揃いも揃って重いガラスボトル物も載ってます。
俺史上最高の量と重さの荷物を背負って、いざ六甲山へ。
ちなみに俺のザック、拡張分を合わせると100リットルを超える容量があるんですが、それをフル活用したのは初めてです。まさか登山用ザックの本気を、登山以外で見る事になるとは。

今回のメニューはこんな感じ。

ホットドック、カレーパン、砂肝ジャーキーが今回初の新メニュー。
砂肝ジャーキーは、お手伝いさんの作。
この看板も、お手伝いさんに描いてもらってます。
毎回、
「先に到着した俺が醜く書く→お手伝いさん到着→ため息と共に全て消される→綺麗に書き直される」
という流れが、定着しつつあります。

今回もいつものように、まだ開店準備の最中に常連さんがやってきて、あれこれと注文をもらいました。開店準備もしなきゃならんし、オーダーにも応えなきゃならんし、さらに追加でお客さんが来て珈琲2杯とか言われるし、おまけにまだお手伝いさんは到着してないしで、いつもこの時間が最も修羅場。

しかし、予想外に登山客が多いです。
時期的にはもう冬に入るし、夏と比較したらお客さんは減るんじゃないかと思っていたんだけど、とんでもなかったです。店の前には渋滞できてるし、なのにお店に入るお客さんは少ないし、それでも俺は一人でてんてこ舞いしてるしで、予想と随分違いました。
秋の紅葉と3連休というのが、やはり効いてるのかもしれません。

つづく

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2014/11/26 20:01 | Comments(0) | カフェ
ボジョレーヌーボ解禁(笑)
毎年この季節になると、ボジョレーヌーボ解禁となり、スーパーや酒屋にボトルが並びます。
そして、俺を含むワインのワの字も知らないド素人どもが、この時だけワイン通になってワインを飲んでみたり、ウンチクを傾けたりします。

参考資料 各年のボジョレーの出来
95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
09年「50年に1度の出来栄え」
10年「2009年と同等の出来」

これを上出来から不作まで順番に並べろとか言われたら、相当難しいよね。

俺はね、このブームには決して乗るまいと思ってた。
毎年この時期になるとこぞってワインを購入する、ド素人どもを横目に失笑してた。ついでに、一緒にワインを飲んでくれる人がいる人たちはいいなぁと、失泣してた。
とにかく、ド素人どもとは、一線引いてた。
なんせ俺は、かつて有名ホテルのレストランで、ソムリエとして働いていた経験を持つ友人を持つぐらいのワイン通だからね。

でもやっぱり、カフェやってたら、流行りものに敏感でないといけないじゃないですか。
いつもより多くワインも出ちゃうかも!という思惑も相まって、あっさりポリシーを捨てて、ド素人の仲間入り♪

告知!
今週末の日・月(祝)は、六甲山カフェでボジョレー・ヌーボを出しますっ!
是非是非、飲みにきてくださいねぇぇ~~

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2014/11/21 18:44 | Comments(0) | カフェ
VIBIEMMEは遠くになりにけり その1
「VIBIEMME」
普通に生きていれば99%以上の人が、知る事がないまま終わってしまうであろう言葉。
ヴィヴィエンメ、と読みます。
これでまたひとつ貴方は、至極どうでもいい知識を身につけられました。
おめでとうございます申し訳ありません。

VIBIEMMEは、エスプレッソメーカーを作っているイタリアの会社です。

エスプレッソメーカーってのが、これまた一般的にはあまり関わる事のない機械でして。
読んで字の如く、エスプレッソを作る機械の事なんです。
しかし、珈琲好きの人ってのは沢山居ると思いますが、純粋なエスプレッソが好きな人、ってのはそうそういないと思います。
俺も実際に色々と知るまでは、何が悲しくてあんな濃くて少ない豆の濁り汁みたいなマズい物を金払って飲むのか、全く理解できませんでした。
ましてや、そんな残念泥水を作るためだけの機械なぞ、一体何のためにこの世に存在してるのか理解できない存在No.2でした。No.1は俺。

しかし、実はエスプレッソというものを経て、カプチーノやカフェラテなど、様々な飲み物が出来るという事や、スタバのメニューの8割ぐらいは、エスプレッソから作られている事を知ってからというもの、エスプレッソメーカーに倒錯する側に堕ちてしまいました。

しかしこのエスプレッソメーカー。ピンキリです。
最近流行のネスプレッソというのは、ちょっと道を外れてるので省くとして、粉から淹れるエスプレッソマシンは、高いものでは100万以上するものとかも平気でありますし、安ければ1万円以下でも買えます。
しかし、その差はわりと顕著です。
味という面で言えば、個人的には、実際その価格に合うほどの差異は無いと思います。
詳細は省きますが、高いものは素早く提供できるし、安いものは1杯出すのに5分とかかかります。ようするに、お店で次々にカプチーノを出すという事を想定すると、ある程度以上の性能を持ったマシンが必要となってきます。

最近、お知り合いになったパン屋さんが、青空市場みたいなところに出店することが度々ありまして。その時に、横でラテアートをやってくれないかと誘われているんです。
うむ!やりたい!
そんな経験、人生においてそうそうできるもんじゃないし!
でも俺のマシンじゃ、1杯出すのに5分は余裕でかかるし!

そして冒頭の話になりますが、このVIBIEMMEにも、100万以上のものから、40万くらいのギリギリ商業利用できそうなマシンまでがそろっています。
色々と検討した結果、安心してカフェとしてカプチーノを出そうと思ったら、ここが最低ラインかなと思いました。

でも、いくらなんでも高すぎる。元も取れないままに終わる事は間違いない。
(悪魔の言い分)しかし金で解決する話なら、買ってしまえばいいのではないだろうか。バリスタとか名乗りてぇだろ。今より若い日は来ないし、チャンスも今しかないかもしれないんだぜ。
(天使の言い分)いやいや、それにしても高すぎ。こんなん買ったらあんた、この先一生ねこまんまでっせ。
と、脳内でせめぎ合いが続いて続いて続きまくっています。

「決断を迷う」という時間は最も無駄であり、迷うという事は情報が少なすぎるか、どちらでもいい場合に他ならないから、さっさと情報を集めるか、決めてしまうべき。
常々、そう考えて生きている俺にしても、さすがに決断に躊躇してしまいます。

というわけで、迷う自分への言い訳として、情報を充実させるという名目で、実際にマシンを触ってこようと思います。
調べてみたら、多分日本の代理店である株式会社 DCSにて、デモンストレーションをしてくれるそうなので、見学がてら参加してみたいと思います。

あぁ。本当に悩むわ。

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2014/11/16 21:06 | Comments(0) | カフェ
10/26版 六甲山カフェの日常 その6
六甲山カフェの時間の流れとイベントは、こんな感じ。

8時前に入店。開店準備開始。
8時ぐらいから、お店の前を通る登山客が増えだす。
最近は可愛い格好をした山ガールが多くて、テンション上がる。
大抵はイケメン彼氏が横に寄り添っていたりして、テンション下がる。
9時過ぎぐらい 常連さんの鶴の一声で開店。
11時ぐらいまでがピーク。
これを過ぎると登山客もこなくなり、物凄く静かになる。
聞こえるのは滝の音のみ。店先で日向ぼっこ。静か過ぎてたまに居眠りする。
14時ぐらいに、下山してきた人がチラホラお店の前を通るようになる。
その流れで、ワインを飲んだり、珈琲を飲んだりしてくれるお客さんが来てくれたりする。
この流れが16時ぐらいまで続く。

この後、だらだらと閉店作業をしつつ、残り物を片付けたり、持ってきたお酒の残りを飲んだりして過ごす。

売れ残りたべたべ祭り!

ベイクドチーズケーキ!んまー。


宇治抹茶モンブラン!んまー。抹茶少し苦手だけども。

フレンチトースト!
パン屋でしてくれなくて、1斤から自分で8枚切り&耳落とししたら形崩れたけども。
パン屋なのに6枚切りまでしか出来ませんとか、ありえんやろ。

チヂミー! お客さんにも出したけど、量多すぎっぽかった。
次は価格下げて半分にしよかな。

手羽先ー!世界の○ちゃんの味付けをモロパク参考にしました。
 
心配していたケーキも普通に美味!これなら問題ないわん。

外は真っ暗。明かりはこの店のみ。
この時間になると降りてくる人もほとんどいなくて、これまた滝の音しかしない。
いつも人でいっぱいの滝周りも、もちろん誰もいないので、独り占めです。
本当はすぐにでも撤収できるんだけど、こんな環境に身を置ける機会はそうそう無いので、いつも長居してしまう。あと、暗くなってから山を降りてくる人たちに、せめて店の明かりがあれば見えたときホッとするかなぁと、勝手なおせっかい心で長く留まっている、というのもあります。逆の立場で、何度も経験あるからね。

今日も満喫しました。
ご来店、ありがとうございましたー。
またのお越しを従業員一同(最大2名)、お待ち申し上げておりまーす。

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2014/11/01 07:55 | Comments(0) | カフェ
10/26版 六甲山カフェの日常 その5
ここで、注文がいくつか入りました。
注文してくれたのはほとんどが常連さんですが、それにつられた形で他の方からも注文が入りました。

時刻は大体10時過ぎ。いうなれば、ここが午前中のピーク。
ピークと言っても、一般のカフェから比べたら話にならないくらいの、のんびりさ加減。

最初の頃は、5つとかオーダー入ったら物凄く焦っていましたが、今では落ち着いたもんです。
どーせ調理人は俺ひとりしかいないわけだし、順番に作っていくしかないしー。
というある意味、開き直りの精神で、不動の心を手に入れました。
だから、1品の提供に10分とかかかったりします。手羽先とか。
最近、これに慣れてしまったら、忙しいカフェなんか絶対こなせないだろうなという不安が少しありーの。

ここは地元や、他から来た六甲山好きのお客さんの、社交場になってます。
だからしょっちゅう、「あの人は今日は来ていないか」だとか、「お久しぶり!」みたいな挨拶が、そこかしこから聞こえてきます。
そこにたたずむ飲食提供人。たまに、というかわりとしょっちゅう、会話にも参加します。
最初の頃に比べて、こちらも少しずつ常連さんの風貌や名前を覚えてきたし、常連さんにも覚えてもらえてきたような気がする。しあわせ。

俺が唯一作れるよそいきカレーの、バターチキンカレーは、わりと好評。
今回も新たに来てくれた常連さんやお客さんから、帰り際なんかに
「カレーめちゃ旨かったです」
とか言われました。クールな振りしていますが、はなぢ出そうなぐらい嬉しいです。
ただ毎回つまみ食いしているお手伝いさんに言わせると、今回は塩気が少しきつめとのこと。
確かに仕上げのときに、味がまとまってない気がして塩を多めに入れたわ。
俺の舌も、塩に鈍感になってきたのかもしれない。いかんわ、気をつけないと。

そしてカレーが売り切れに。
本当はカレーは売切れ対策として、いつもより多めに作ってきていたのに、ターメリックライスはいつもどおりの数しか持ってこなかったという、お粗末な展開。

しょうがないので、作れなかったピザ生地を、アルミホイルに包んでトースターで焼いて、カレーにつけて食べる事にしました。ちょうどお昼も過ぎて、人もおらんくなったし。


んんん。
「ナンみたい!イケる!」
とか言うつもりだったけど、やっぱそれにつけてもピザはピザだわ。
まぁ美味しいんだけど、ちょっと違和感あるわ。

つづく。

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2014/10/31 19:07 | Comments(0) | カフェ

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