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2024/11/23 10:32 |
俺山フェス 白峰三山(北岳)その4
農鳥小屋の主人は、ちょっとヘンな人らしい。
ヘンな人は、自分およびその周りでおなかいっぱいな人生を歩んでいるので、これ以上増やすことも無いと、関わらずに出発。

また暴風の稜線をてくてく歩く。
小屋から農鳥岳まで、200メートルほど上昇する必要がある。
見た目は天竺みてーな高度感があるけど、数字にすると200メートル。
最近ようやく、どのぐらいの時間で、どのぐらい登れるのかが、なんとなく分かるようになってきた。それというのも、数分おきに高度計やGPSを見て、まだこんなけしか進んでないの?と何度も絶望感に浸るというマゾな遊びを繰り返してきたおかげだ。授業中に、時計ばかり見ていた学生時代を思い出す。あの頃から1ミリも進歩してないのに、歳だけくって満34歳。そろそろ役職についていても全くおかしくない年齢。なのに平。

横には小次郎岳が。
056d8ce1.jpg





かっこいい。
そして逆サイドには鳳凰三山。

35dd58f3.jpg





薬師岳、観音岳、地蔵岳の3つの山を総称して鳳凰三山と呼びます。鳳凰とか、名前がカッコイイ。一輝。
一部冠雪しとりますな。
白峰三山の上り口、広河原にあるビジターセンターには、この鳳凰三山の、それぞれかっこいい写真がポスターとして貼られていて、ものすごく行ってみたくなります。
 

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2011/10/15 10:40 | Comments(0) | TrackBack() | 登山
俺山フェス 白峰三山(北岳)その3
初日の夜。
強風で、テントがガッコンガッコン揺れる。
徐々に揺れはでかくなってる。
なんかカランカランと、明らかに抜けたペグが転がる音がしてる。
してるけど眠いので、気にせず眠ることにする。
たまに強烈な風が来ると、テントがウイリーして居住空間が半分になってしまうことさえ気にしなければ、とっても快適なテント泊。
時々起きたけど、そのまま朝まで寝てました。
翌日グラム女に聞いたところ、彼女は夜中に何度もペグの打ち直しに起きたそうな。
その時、俺のテントが半分ペグ抜けてロデオみたいになってるのに、余裕で安眠している様を見て、やっぱりこいつはちょっと頭おかしいと再認識したそうな。
うん、まぁ、その認識は間違ってないかもね。

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2011/10/13 22:23 | Comments(0) | TrackBack() | 登山
俺山フェス 白峰三山(北岳)その2
稜線に出ると、とんでもない強風。
なのに反対側に少し降りるとアラ不思議、風がほとんど感じられない。
山が壁になって、風を緩和してくれてるんですな。
自然の力ってすげーなー。

しかし登山道は稜線沿いに作られているので、そこを歩くしかなく、風との闘い(防戦一方)は延々と続いた。

北岳の肩という小屋に到着。
ca876fe5.jpg





ここにもテン場はあるけど、誰も張ってない。
ちょっとトイレ臭が酷かった。
 

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2011/10/12 23:01 | Comments(2) | TrackBack() | 登山
俺山フェス 白峰三山(北岳)その1
俺にとって、今年はアルプス元年。
今年はいっぱい行けたらいいなーとは思っていたけど、誰も誘ってくれんし付き合ってくれんしで、泣きながら剱岳にソロで行きました。
それを見かねた友人たちが、ポツリポツリと誘ってくれたりしたので、片っ端から骨髄反射で誘いに乗りまくったら、週末が山ばかりになってしまった。
特に9月後半から10月にかけては、3日間の登山が3連続という、ザックの休まる暇もない状態になり、嬉しい悲鳴。
なんか、友達増えた。山やっててよかった。

そして行ってきました、白峰三山。
日本で2番目に高い北岳を含む、3000メートルの峰をいくつも踏んでいく縦走登山。
一度は雨で蓼科山に変更になった企画を、二泊三日にグレードアップして復活させました。
相棒はおなじみ、グラム女。カツーンの亀梨君に激似。

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2011/10/11 21:49 | Comments(0) | TrackBack() | 登山
劔岳に、いざ参る その4
テントに飛び込み、ザックから必要な荷物を出し入れし、濡れた体を拭く。
下着まで濡れたので、すっぽんぽんになって、濡れた服をテント内に干す。
今ここで、どっかの女性がテント間違えて、入り口ガバッと開けちゃったりしたら、俺捕まるのかな。迷惑防止条例違反とか、猥褻物陳列罪とかになんのかな。
メジャーなテントだと、そんな危険も高まりそうだよね。
俺のテントは重いというささいな弱点さえ除けば、広いし安いし丈夫だしで、とってもいいテントなんだけど、同じ種類の1人用は見かけたけど、俺と同じ2人用は、少なくともアルプス界隈では見たこと無い。比良では1人だけ見たことあるけど。しかも女性で。
大体みんな、軽さにこだわり過ぎなんだよ。
重けりゃ己を鍛えろ。

ラジオをつけてみると、AMが2局だけ拾えた。
ひとつは高校野球と、もうひとつは5時間番組とかなんとか。
5時間番組がバラエティーみたいで、びっくりするぐらいくだらない内容だったけど、せっかくなのでそれを聞きつつ、お昼ご飯を作成。

さーて、何を食うかなー。
その時の気分で決めたいので、ありとあらゆるインスタント系食べ物を持って上がる。
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まずはお湯だけでできるお味噌汁。
これはもう山での食事の基本。毎食食う。
そして、とっくに賞味期限が切れたパック物のご飯と、レトルトビーフカレーをチョイス。
パックものご飯は安いし、しっかりボイルすれば割とおいしい。失敗すると絶望的にマズいけど。
一番の難問は、ボイル中に浮いてくるご飯パックを、いかに沈めておくか。
手ごろなサイズの石を乗せておくのがベストだが、この手法では、いつの間にか石がパックからずり落ちたりする事と、石が猛烈な熱を持つことに気をつけろ。
俺は素手で掴んで、小惑星探査機ハヤブサの軌道に影響するぐらい絶叫したわ。
 

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2011/08/15 11:05 | Comments(0) | TrackBack() | 登山

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