初日の宿は兵庫の城崎。
元々は島根まで行ってキャンプする予定だったんだけど、たった一泊のためにテントとか持ってくのが面倒になり、出発前日に急遽、城崎の宿をとった。
夕方までに宿に着けたらいいかなーと思っていたら、結構あっさり昼過ぎに到着。
元々の到着予定まで5時間もある。
すばらしい計画性。
相変わらず俺、絶好調。
ガンガン降る雨を眺めながら思った。
おいおい、初日から雨かよー。
4日もあるんだから、せめて初日ぐらい晴れてくれよー。
本日はお日柄もよく、ってネタが使えねーじゃんかよー。
ぶつぶつゆーても、空は一向に止む気配を見せず。
まぁゆーても俺のソロツーリングにおいて「1日以上の雨が降る確率は100%」やからね。
99%とか中途半端なこと言わないし。100%だから。
もう10回は軽く越えるぐらいソロツー行ってるけど、依然100パーキープしてるしね。
まだまだ伝説は終わらない。
俺的にはそろそろ...終わってもいいんだよ?このアメフラシ伝説。
初日は1号線で京都まで出て、9号線で北上。
そのうち426号線に当たるので、それで北上し、178号線で日本海へ。
後は日本海沿いを走って、鳥取直前で本日の宿。素泊まり。
うむ。相変わらず道計画だけは完璧。
朝5時起床。
雨音に心底ガックリロボ発進。
レインスーツを着込んで、雨用グローブを装着。
俺って、雨用装備は誰にも負けないぐらい豊富に持ってるし、使用率もめちゃめちゃ高い。
実は今回、俺のこの特殊部隊並の雨天装備に加え、さらに雨に強くなれるアイテムを購入しておいたのだ。
まさか出発から、いきなり使う羽目になるとは思いもしなかったが。
まぁまた雨具の一種で、靴を覆う雨具なんだけど、これが想像以上に使えた。
これのおかげで、雨の中走り続けても、靴が濡れないの。
靴の中に水が入っていながら走り続ける不快感は多分、謙遜しても世界一俺が知ってると自負してる。
それが今回無くなったのは、途方も無く快適だった。
快適は言いすぎかもしれん。
適当に着替えなどを用意して、5時半には出発してた。
いざゆかん博多へ。雨の中オンリーアローン。
ふと、懐かしいにおいで目が覚める。
あーなんか落ち着くわー。
うん。雨。
明らかに雨の匂い。
ってか匂いにとどまらず、テントに当たってパラパラ音してるし。
メタボの子を踏みながら、慌ててテントから外に顔だけ出してみる。
うむ。見事な雨じゃ。
音速で飛び出し、外に出しておいた濡れたらマズイ靴とかジャケットとかをテントの中にポイポイ放り込む。
おいおいおい、雨は昼からじゃなかったのかよー。
100歩譲って昼からじゃなかったとしても、丑三つ時から降るなんてやりすぎ。
しかし、もう降ってしまったもんはしょーがない。
早めに出る必要も無くなったので、フテ寝する。
淡路島に野宿することに決めた我々一行は、一応目をつけておいたキャンプ場を目指す。
五色県民健康村ふるさと公園キャンプ場
ttp://kanko.gnavi.co.jp/spot/34/28010934.html
無事に到着。
施設は分かったが、どこにキャンプ場があるのか分からないので、受付で申し込みをする。
「あのー、キャンプ場どこっすか」
「キャンプ場は廃止しました」
まじでー!
ネットには思いっきり営業中って書いてあるのに!